毎日子どもの幼稚園や保育園の送り迎えに加えて、子どもを自転車の後ろに乗せたまま、
買い物した荷物を前のかごに入れて、快走している電動自転車に乗っているママさんを見かけます。
電動自転車を購入しようと思っていても、どのくらいの維持費がかかるかや
バッテリーの寿命の事を考えると、悩んでしまいますよね。
電動自転車の維持費はいくらぐらいかかるの?定期点検は必要なの?
電動自転車は最近普及し始めて、本体の価格もいろいろ出てきています。
これは、自転車本体の価格と言うよりもバッテリー容量の値段の差と思ってもいいでしょう。
電動自転車を購入する場合には、初期投資としての本体費用が一番大きくかかります。
この段階で自分の行動範囲と使用頻度を考慮して電動自転車を購入した方がいいでしょう。
では電動自転車を購入する時の目安はバッテリーの容量によって
値段と走行持続時間が変わってきます。
一番多く販売されているバッテリー容量は8.7Ahになります。
このタイプで走行可能距離は約30kmです。
バッテリーに充電する時間は約4.5時間で、気になる電気料金は約6円程度です。
たった6円なんだ~と感じるかもしれませんが、それはバッテリーの充電料金だけです。
自転車の維持費は入っていません。
ここで良く考えてもらいたいのが、ブレーキ系です。
走っている時は快走できますが、走りだしたら必ず止まる行為が発生します。
通常の自転車よりも速度が出るためにブレーキに掛かる負荷もそれなりに大きくなります。
ブレーキパーツ代は通常の自転車のブレーキよりも効きが高い物を使用していますから、
値段も通常の1.5倍程度の値段になっています。
また電動自転車は通常の自転車タイヤよりも小さく太い物が使用されています。
こぎ出し時に力が加わる為に、タイヤの消耗もそれなりに早くなると思っていいでしょう。
そうなるとタイヤに掛かる費用は、通常自転車のタイヤだと交換混みで5000円前後です。
電動自転車の場合はサイズが通常タイヤと違う為に7000円~8000円と言った相場になっている様です。
電動自転車の場合に定期点検を気にする方も大勢います。
電気で動く分やはり定期点検は必要と思っていた方がいいでしょう。
最初の1年間の定期点検は購入点であれば無料で行ってくれる所も多いです。
有料点検と言っても数百円程度の金額で済みますから、
安全を買うつもりで定期的な点検はしておいた方がいいでしょう。
電動自転車のバッテリーの寿命って何年ぐらい?
電動自転車のバッテリーにも当然寿命と言うものが存在しています。
この寿命は使用頻度と充電回数によって左右されてきます。
一番多く販売されているタイプのバッテリーは8.7Ahタイプですが、
メーカーの仕様書では700回~900回の充電でバッテリーの容量は
半減してしまう事を書いてあります。
そんなに充電できるんだ~と感じるかもしれませんが、
意外と知らず知らずに充電している物なのです。
例えば、毎日お子さんの送り迎えに、買い物、パート先までの10km使用したとした場合に、
3~4日に1回の充電で済む計算になります。
1ヶ月10回充電した場合、年間120回の充電回数です。6~7年で700回の充電回数になります。
7年ぐらいならと思いますが、バッテリーは経年劣化をすることを承知しておきましょう。
バッテリーは使っても使わなくても劣化する物なのです。
経年劣化を考えても5年に一度はバッテリー交換をする事になると考えられます。
バッテリーの値段はメーカーによって違いはあるでしょうが、
概ね3~4万円と見ておきましょう。
バッテリーは取り寄せになると思いますので、交換を考えている場合は、
早めに注文しておく事も忘れないようにしておきましょう。
まとめ
電動自転車の維持費やバッテリー寿命について紹介してきました。
初めて購入を考えている方の場合に、今の苦労を考えれば楽になります。
但し、維持費やバッテリーの事を考えた場合には、使用頻度を考慮したうえで
購入した方がいいかもしれません。
電動自転車はこぎ始めにかなりのトルクが掛かりますから、
思わぬ事故に遭遇すると相手に大けがをさせる可能性も秘めています。
便利になる分危険性も高くなると言う事を認識しておきましょう。