息子がお友達のお家に遊びに行った帰りに、ザリガニを持って帰りました…。
聞いたら、お家にあったのを分けてもらってきたとの事。
慌てて物置から水槽を出してきましたが、水はどうすれば良いの?
調べてみました!
ザリガニを飼うのに水道水をそのまま使っても平気なの?カルキ抜きとは必要ないの?
ザリガニに合う水質は、中性~弱アルカリ性が最適だそうです。
もともと棲んでいた水と同じものが理想ですが、それだと臭いなども気になるので…。
水道水は中性ですので、そのまま飼っても問題ありません。
きれいな水で飼うと泥も抜けますので、一石二鳥です。
アメリカザリガニ(野生のザリガニはほぼコレです)は強いので、
カルキを抜かなくても水道水で飼えます。
しかも水道は中性ですが、水道水からカルキを抜くと、ちょっと弱酸性にかたむきます。
ザリガニには逆に、体に酷な環境になります。
ただ、カルキがないに越したことはないので、できればカルキ抜きをしましょう。
バケツに水を汲んで一昼夜置けば、カルキ抜きになります。
問題はカルキよりも、水替えです。
いきなり全量取り替えるのではなく、多くても半量ずつにしましょう。
そして、新しい水を古い水を混ぜながら替えるのがコツです。
ザリガニは水温と水質がいきなり変わってしまうと、それだけで体調を崩します。
特に、良い水(アルカリ性)→カルキ抜き水道水(弱酸性)にしてしまったり、
常温の水槽にいきなり水道水を入れ替えて水温を下げると、元気がなくなります。
ザリガニって家で飼うとどのぐらい生きるの?長生きさせる方法とは?
野生のザリガニの寿命は5年くらい。長生きをしてもせいぜい8年です。
一方、家で良い環境で育てれば、長生きさせてあげられるのでは?
と思われるかもしれませんが、
「飼育では寿命は3年が限度」と言われています。
大事にしても、5年経ったらすごいと言われます。
どうやって長生きさせればいいのか、調べてみました。
子供のザリガニを捕まえる
長く飼育するためにはまず、捕まえるときからが重要です。
長さ6cmくらいでしたら、大人の2歳のザリガニです。
それ以下の小さいものでしたら、子供の1年前後のものです。
大人は飼う前にすでに2年経っていますので、飼育できるのは1年くらい。
子供でしたら2年くらい、という事になります。
捕るときにどうしても大きいのを選びがちですが、
飼うことを考えたら小さい方が長生きしてくれます。
共食いさせない
ザリガニは共食いをします。
大きいのと小さいのを入れると、必ず食われます。
同じ大きさのものを入れましょう。
そして、エサを切らさないようにしましょう。
ケンカをするようなら、相手から隠れられる場所を作ってあげることも大事です。
栄養状態を良くする
長生きをさせたければ、市販のザリガニのエサを与えましょう。
栄養のバランスが良いので、良く食べ、身体も丈夫になります。
ザリガニは基本何でも食べますが、偏ると弱くなるんです。
落ち葉なども食べるので、水槽に少し入れてあげるのも良いでしょう。
越冬に気を付ける
ザリガニは冬眠をしますが、冬眠の環境が悪いと、寝たまま死んでしまいます。
ザリガニは15℃になると冬眠の準備をし、寝てしまいます。
冬眠前の夏~秋に生きたエサなど、良いものを食べておかないと、
身体の栄養が足らず、死んでしまいます。
また、次に温度が上がると、また目を覚ましてしまいます。
冬眠には体力を使うので、そんなことを繰り返していると、また死にます…。
冬眠させるには
- 温度の上がり下がり
- 冬眠できる自然に近い環境
に心を配るのも大事ですが、とても難しいです…。
一番いい方法は、冬眠させないことです。
水槽にヒーターをつけ、常に温度を15~28℃にして温めておけば、冬眠しません。
その分体の消耗がなく、長生きさせることができます。
いかがでしたか?
ちなみに、在来種の二ホンザリガニ(ペットショップなどで売っています。)
は、もう少し繊細なので、水道水を使う場合は絶対カルキは抜くか、
中和剤を使ってください。
ご参考になれば幸いです。