飼育が簡単ということで
飼い始めたメダカだけれど、
飼い始めてからメダカが
次々に死んでしまう、
という経験をした方、
意外と多くいらっしゃるようです。
私もその一人です。
特に飼い始めたばかりの方は、
「どうしてだろう?」と
思うことが多いでしょう。
どのようなことが原因でメダカが
死んでいくのか、それが分かれば、
悲しい思いをすることも減るはずです。
メダカのためにも飼育のポイントを
紹介します。
お店の人も教えてくれなかった初心者がメダカを飼うときのポイントはこれ!
メダカを飼うならできるだけ
自然に近い形で、と
私はどのような容器でも
底には「赤玉土」を
敷くようにしています。
自然界に生きるメダカは田んぼなどで
見られることが多いですよね。
人工の飼育環境では、
なかなか「自然」を作ることは
難しいのですが、
水槽の底に赤玉土を入れることで、
メダカの飼育環境を自然に
近づけることができる
ということで取り入れました。
赤玉土を入れるメリットとは?
赤玉土を敷くことで、
バクテリアが繁殖してくれるようになります。
水質の安定役になってくれますし、
水草を育てている場合には
適した素材ですので、おすすめです。
ホームセンターなどで
メダカを購入する場合には、
園芸コーナーに並んでいることが多く、
見つけやすいかと思います。
赤玉土には色んなタイプがありますが、
私は中粒タイプを選んでいます。
ずっと水の中にあるため、
水替えの時などつぶれて
粉々になることもありますし、
年に一度は天日干しなどすると
良いでしょう。
メダカが次々と死んでしまうには原因があった!
当然ですが、メダカは水がないと
生きていけません。
その水に問題があるとすれば
致命的です。
メダカが死んでしまう一般的な理由
について、いくつかあげてみます。
理由その1
メダカと水槽などを
同時に購入した場合、
初めてメダカを飼う方で
事前にカルキ抜きした水を
用意する方は、
あまりいないのではないでしょうか。
メダカを今日買うぞ!
と決めていた方は事前に下調べし、
用意していたかもしれませんが、
そうではない場合には
使う水は水道水であることが多いでしょう。
この時、
そのまま水道水を使ってはいけません。
もし、水道水をそのまま使っていた
となれば、
それがメダカの連続死の原因
かもしれません。
メダカの体にはそのままの
水道水は負担なのです。
バケツに水道水を入れて、
1日くらい置いておけば、
カルキ抜きは抜けます。
すぐにカルキ抜きすることは
できないのか、というと、
そうではありません。
一緒に売られているカルキ抜き剤を
利用すれば短時間でカルキ抜きできます。
経験上、100円均一のカルキ抜きでも
十分に使えます。
しっかりとカルキ抜きした水で
メダカを迎えましょう。
理由その2
飼い始めたばかりでメダカが
すぐに死んでしまうケースでは、
セットした水槽に入れる時の
「水合わせ」が原因にあげられます。
水合わせはメダカの命に
関わる重要事項です。
ホームセンターなどで購入してきた
メダカをそのままセットした水槽に
移し入れていませんでしたか?
これはメダカにとって大きなショックです。
メダカは水質が変わることにも
驚いてしまいますが、
温度変化にも驚きます。
ですから、
メダカを新しく飼い始めた時には、
購入時の水とメダカをビニール袋に入れ、
飼育環境を整えた水槽などに
約1時間ほど浮かべる、
という「水合わせ」が重要になります。
水合わせをすることにより、
温度が同じになり、
メダカの体に負担を
あまりかけずにすみます。
水合わせがすんだら、
ビニール袋の口を少しずつ開け、
ゆっくりとメダカを用意した
水槽などに入れてあげましょう。
水合わせの時の注意点には、
メダカが窒息してしまわないように
ビニール袋の口はギュッと
締めすぎないようにすること、
ビニール袋の中の水は多めにすること、
があるかと思います。
以前、
一匹だけの水合わせだからと
油断して、
ビニール袋の中の水を少なくし、
水合わせを行ったことがありました。
産卵期で、メスに良い刺激を
与えられるようにと思い、
立派な体格のオスを
新たに迎えることにしたのです。
その時、
一匹だからと慎重にならず、
慣れている、という自信もあり、
軽く考えていました。
ビニール内の水は少量、
ビニールの口はギュッと締める、
一時間以上放置、
となればメダカが弱るのも当たり前です。
結局は水合わせに失敗し、
この時のメダカは死んでしまいました。
輸送時に大きなストレスを
与えているわけですから、
息苦しくて仕方なかっただろう
と思います。
このような経験から、
水合わせの重要性をしっかりと理解し、
もう二度と水合わせを怠らないと
改めるようになりました。
水合わせはメダカの飼育を
始めるにあたって、
重要なポイントになります。
何か異変はないか、
ここでじっくりメダカの様子を
観察しましょう。
理由その3
かわいがり過ぎて、
毎日たくさんのエサを
与えすぎていませんか?
水面にスイスイ~ッと
寄ってくるメダカを見れば、
ついついエサを与えてしまう、
という方は要注意です。
メダカが食べきれずに
残ったエサは、
水質を悪化させる原因と
なってしまいます。
水質が悪化することで
メダカが死んでしまっていることも
考えられます。
状況にもよりますが、
私は、
春から夏にかけては一日に2回、
冬は一日から二日に1回、
与えるようにしています。
量は親指と人さし指で
軽くつまむ程度です。
この時、
すりつぶすようにして
与えると小柄なメダカも
食べやすいです。
また、
メダカと一緒に飼える
生き物として、
ミナミヌマエビに
同居してもらっています。
メダカが食べきれなかった
エサを食べてくれますし、
飼育もメダカと同じで簡単です。
水質の改善・管理人として
ミナミヌマエビを飼育するのも
良いかもしれません。
理由その4
小さな水槽や容器で
多くのメダカを飼育していませんか?
狭い中でギュウギュウに
詰め込むと酸欠状態になります。
メダカの飼育では
1ℓに1匹が基本です。
きちんと守るようにしましょう。
また、
隠れ場所や産卵場所に良い、
として、水草を入れることが
すすめられていますが、
水草を入れ過ぎるのも厳禁です。
水草も呼吸していますから、
必要以上に水草を入れていると、
メダカが酸欠状態になりますので、
注意しましょう。
まとめ
初めてメダカを飼育している中で、
毎日メダカが死んでいく
という状況になった時、
すぐに考えるべき理由は
「水」かもしれません。
慌てずに原因を探るためにも
毎日の観察は行うよう心がけましょう。
そして、
いくらかわいいからといっても、
過度にかわいがることはせず、
エサを与えすぎないようにしましょう。
自由にのびのびとメダカを
泳がせてあげあられる余裕を
持つことも忘れてはいけません。