この間、弟のお嫁さんから相談を受けまして…。
故郷の岡山に帰るのに、いつも高速バスを使っているのですが、
どうやら妊娠したみたいなんです。
「妊娠検査薬で分かったんですけど、妊娠超初期なので、まだお医者様にかかれなくて…。
長時間、バスに揺られても大丈夫なんでしょうか?」
とのことでした。
取り急ぎ、おめでとうとお祝いを言って…。
調べてみました!
妊娠超初期に夜行バスに乗っても大丈夫なの?
妊娠超初期とは、妊娠0週から3~4週くらいまでです。
一か月くらいですね。(妊娠2か月~3か月の間)
人によっては、妊娠超初期でも体の変化で分かる方もいらっしゃいますが、
大体は生理の遅れですね。
妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後から調べられます。(妊娠1週~)
陽性反応が出たら、産婦人科に予約を取り、確認してもらいます。
妊娠検査薬で陽性が出たら、ほぼ妊娠は確実なのですが、
まれに子宮外妊娠などの理由で陽性が出ている場合もありますので、
まずはお医者様に見てもらってください。
正常な妊娠をした場合、妊娠5~6週ごろに「胎のう」と呼ばれる赤ちゃんが
入っている袋をエコーで確認できます。
ここから、「妊娠初期」です。
妊娠検査薬陽性~病院で胎のう、心拍が確認できるまでの間が、「妊娠超初期」になります。
この時期は、
- 着床出血(生理日より少し前に見られる、微量の不正出血。ない人もいます。)
- 胸が張る、痛くなる
- 吐き気
- 腰痛、腹痛、頭痛、胃痛など
- 嗅覚、味覚の変化
- 体がだるい、眠い
- 基礎体温が高い
- 情緒不安定
- 肌荒れ
- おりものが水っぽくなる
などなど。
これらの症状がない人もいます。
この時期に、やってはいけないものと言えば
- お酒
- タバコ
- 薬の服用
などです。
妊娠超初期の胃痛や頭痛の為に、鎮痛剤を飲んでしまったり、
ストレスだと思ってお酒やタバコをたしなんでしまったり…。
ということがありますので、気を付けてください。
逆を言えば、この時期にこれ以外に絶対ダメ!なものはありません。
お酒なども、分かった時に止めれば、大丈夫ですし…。
あんまり神経質になりすぎるのも、よくありません。
それに、妊娠超初期に陽性であったとしても、その後胎のうが確認できなかったり、
心拍が確認できなかったりすることはあります。
科学流産といって、ほとんど気づかないうちにおこります。
その原因のほとんどが染色体異常などによるものですので、
お母さんの行動のせいではありません。
物理的に大丈夫!というより、もし一か月後に心拍が確認されなかった場合、
お嫁さんの悲しみを思うと…精神的に大丈夫かどうかの方が気になります。
その時になって、あの高速バスが…。と必ず思うだろうなぁ…。
科学流産は本当に良く起こることですし、避けられない事なのですが、
女性は、自分の行動などに責任を感じちゃう方の方が多いと思います。
この時期は、後々後悔しないためにも、無理はしない方が良いんですよ~。
もしお仕事で高速バスに乗られる場合も、上司の方にちょっとお話しておくなど、
自分で抱え込まずに相談してみてくださいね。
旅費の関係などいろいろあるでしょうが、自費で不足分を払ってでも、
新幹線などを使えるならその方が良いですよ。^^
妊娠超初期の相談って、どこにすればいいの?
妊娠超初期の時に、産婦人科の受付の方から
「まだ確認のできない時期なので、一か月後くらいに予約をお取りします。」
と言われて、
「まだ初診をしていないので、かかりつけのお医者さんがいない…。」
と、何も相談できないことを歯がゆく思われた方。
実母さんや義理のお母さん、お友達や周りの方に相談するのも良いですが、
専門的なことだと、なかなか相談できませんよね。
そんな時は、行政、保健所や保健センターで行っている子育て支援、
電話での相談窓口がないか調べてみてください。
お住いの市のホームページを見てみてくださいね。
全国の「にんしんSOS相談窓口」もありますので、ネットで検索してみてください。
妊娠中の体調の事などでも、ご対応していただけます。
また、妊娠超初期でも、病院に予約を取った時点で、相談に乗ってくださる先生もいます。
病院に電話をして、相談してみると良いでしょう。
場合によっては、対応してくださいますよ。
夜行バスに乗った時に気をつけるポイントとは?
高速バスに乗る場合は、激安高速バスは止めた方が良いでしょう。
座席が狭い、うるさい、揺れる、などがストレスになって、
体に影響を及ぼすことがあります。
今は大丈夫でも、無理がたたって後々、切迫早産の危険があります。
特に、匂いに敏感になっている時期に、室内の匂いなどで気持ちが悪くなっても、逃げられません。
女性専用の快適な高速バスなど、サービスの良いものにしましょう。
リクライニングがあって、ゆったり座席のところを。
今の高速バスは、個室のような大き目の座席、リクライニングにトイレと化粧室まで
完備されているものもあります。
アメニティーセットが用意されているところもあります。
また、バスの休憩時間にはバスの外に出て、ストレッチなど、軽く体を動かすこと。
トイレも近くなっているので、ガマンせずに行ってください。
しかし、長時間の長旅は、健康体でも疲れるもの。妊婦ならなおさらです。
無理はしないようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
弟のお嫁さんは結局、ご両親にご事情を告げたら、
ご両親がこちらに来てくれることになりました。
そう、妊婦さんに無理させちゃダメですものね。
日本の女子は頑張りすぎですよ~(´―`*)ウンウン
ご参考になれば幸いです。