あなたの大切な本、どうしたらきれいな状態で
保管すればいいのでしょうか?
本は、日焼けに弱く本の一部が変色してしまうことがよくあります。
なんとかきれいな状態を保ったまま保管したい・・
そんな本の保管のことでお悩みのあなたの為に
日焼けの防止対策について調べてみました。
本が日焼けしてしまう原因は?日焼け防止対策はこれだ!
本が日焼けしてしまうと、本の値打ちが下がってしまう感覚ありますよね。
表紙の色が変わってしまったり、黄色く全体が変色したり・・
とっても残念に思ってしまいます。
なんとか本を日焼けから守りたい!
どんな方法があるのでしょう?調べてみました。
●そもそも本が日焼けしてしまう原因とは?
あなたの大切な本が日焼けして色が変わったり、
形が変わったりするとがっかりしてしまいますが、
そもそも本が日焼けしてしまう原因にはどんなことがあるのでしょうか?
・空気中の酵素の影響がある。
・部屋の温度変化がある。
・窓際の結露の変化がある。
●本の収納、日焼け対策!
・直射日光は一番のマイナス要因です。
窓際に本棚はおかないようにしましょう。
・本棚は窓際から離し、
ほこりが入らないよう扉のついたタイプにするといいでしょう。
・部屋の中の位置としては、
冬に結露などが生じない場所を選びましょう。
壁などから少し離した置き方を工夫することで
空気が流れ、湿気がこもりにくくなります。
●本の品質を保つためには
・部屋の温度管理をいつも一定に保つ工夫をする。
・部屋の湿度は常時、50%前後になるようにする。
・蛍光灯に紫外線防止フィルムを貼っておく。
・部屋全体の掃除をまめにし、細かいほこりなどためないようにする。
本にとって日焼けは大敵!収納場所には気をつけましょう。
日焼けしてしまった本の治し方ってあるの?
本の日焼けの治し方はどのように行うのでしょうか?
●日焼けの治し方 6選
・本の表紙の紙を中和する作業をする。
本の表紙を布に閉まらせたアンモニア水で固くふき取り、
中和作業を行うことで、色の変質、表紙の痛みなどを修復していく。
・できるだけ目の細かいタイプの紙やすりなどで
背表紙の部分などを修復していく。
・アルコール除菌を行う。
ふきんを硬く絞りアルコールを湿らせふいていく。
・軽い汚れはウェットティッシュでもよい。
・弱アルカリ性のマイペットなどの住宅用洗剤のものを使い、
マイクロファイバーのふきんでふきあげる。
・細かい汚れなどは、消しゴムできれいにすることができる。
●紙やすりでの修復の手順
・紙やすりを事前にカバーをはずした本の日焼け部分にあてて、
同じ方向にゆっくりとこすっていく。
・紙やすりの目の150番から400番で最初に削っておく。
・次に800~1200番の紙やすりで削って、仕上げていく。
最後に本を一枚一枚めくって余分な粉を落としていく。
これで日焼けなどによる本の傷みの修復ができます。
紙やすりのかけ方は、少し練習してから始めましょう。
まとめ
本の傷みはほとんどが日焼けまたは空気の酸化などが原因となります。
傷みに応じた適切な修復を施すと、
きれいな状態に戻りその後の本の状態も長く保つことができます。
本の紙の傷みの原因となる劣化は、主に光によるものが多く、
本を長持ちさせるためには、本棚の位置を光が入らない
暗い場所にしておくといいでしょう。
そうした上で、窓際に遮光カーテンや、
蛍光灯に紫外線防止のフィルムを貼るなど
対策をしておきましょう
より大切な本は、ビニール袋に乾燥材と防虫剤を入れて
暗い場所で保管しておくと酸化を防ぐことができます。
日焼けから本を守る方法と日焼けで傷んでしまった本の
修復を知っていくことであなたの大切な本は、
ある程度の品質を保った状態で保管していくことができます。