親の葬儀の際の喪主はどうやって選んだらいいのでしょう。
兄弟や姉妹が何人かいる場合は、
喪主を選ぶ基準とかあるのでしょうか?
喪主は嫁いだ娘なども対象となるのでしょうか?
いろいろ気になります。詳しく調べてみました。
親の葬儀のときの喪主の決め方とは?
喪主の決め方はどのようにしたらいいのでしょうか?
喪主は亡くなった故人と一番に縁が深い人が望ましいでしょう。
同居していて実質的な後継者であれば、
その方が喪主となります。
娘さんが同居していて、故人の世話もしていたような場合は、
別の場所に嫁いだ娘がいても同居していた娘さんが
喪主でもいいとされています。
それは長男が別の場所にいても同じことです。
少し前の時代では、実質的な法定相続人が喪主と決められていたようですが、
現在では、かならずも長男が喪主でなくても、
あくまでもおかれた状況で柔軟に対応ができるということのようです。
姉妹で喪主を務める例もあります。
その際は役割分担をしておくといいでしょう。
※喪主とは?
葬儀を主催して行っていく人のことをいいます。
●一般的な順番の目安
1番目に配偶者
2番目に長男→次男→三男
3番目に長女→次女→三女
4番目に父親
5番目に母親
6番目に兄弟姉妹
となります。
ポイントは極力、近所の方などの他人が入らないよう配慮しましょう。
●喪主が行う内容
・葬儀の内容について葬儀社と打ち合わせをしていく。
・葬儀への参列者への挨拶
・葬儀の代表としてのさまざまな準備
近年は葬儀会社が間に入ることが多くなり、
喪主に対しての適切な助言があります。
その為、喪主としても迷うことも質問ができ、
心身の負担も軽減させることもできます。
経験豊富な葬儀会社からのアドバイスをもらうことで、
納得のいく葬儀を行うことが容易となってきました。
葬儀に対しては、地方により慣習や風習がことなる為、
専門知識が豊富な葬儀屋は何かと頼りになるでしょう。
●実際の喪主が決まる例として、
①夫がなくなった場合
喪主は妻や長男または長女が行います。
妻が高齢の場合などは、子供が変わって行います。
②妻が亡くなった場合
喪主は夫や長男または長女が行います。
夫が高齢の場合などは、子供が変わって行います。
喪主として、引き受けた場合は、下記の点などに配慮してすすめましょう。
①会葬に出席していただいたお礼の言葉
②故人に変わってのお別れの挨拶
③残された遺族に対する今後の支援へのお願い
など丁寧にご挨拶をしておきましょう。
実の親の葬儀の香典はこのぐらい渡すのが相場なの?
実の親の葬儀の場合、香典はいくらぐらいが妥当なのでしょうか?
●年代によって変わる相場
・20代であれば3万以上
・30代であれば5万以
・40代であれば10万以上 が目安となります。
ですが、おかれた家庭環境または家庭の事情によって多少の変動はあるでしょう。
それとあなたが故人にとって非常に近い存在または
とてもお世話になった場合など状況により金額などは変わるでしょうね。
まとめ
故人との最後の別れである葬儀を行っていくことで、
故人に対し改めて感謝の気持ちを持ちながら、
お世話になった方々へ最後のお別れを果たしてあげることが
あなたの重要な役割となります。
世間で言われている相場を目安にして、
年齢や年収などあなたのおかれた環境の中での精一杯の香典を包んであげましょう。
香典の金額よりも大切なことは、あなたがお身内のことを心から想い、
また喪主になっているとしたら、しっかりと尽くしてあげることでしょう。
会社関係の方、ご友人などへ、故人に変わって感謝し
最後のお別れの挨拶をしっかりと努めましょう。
そしてこれからは事あるごとに思い出してあげること・・・
それが故人にとっては一番うれしいことであり、
あなたも故人から受けた深い愛情に感謝しながらこれからの人生を生きていくことができます。