娘が少し大きくなり、おしゃべりが上手になると、
本人も楽しいようで1日中おしゃべりをするようになりました。
私も意思疎通ができるようになったことを
本当に嬉しく思っていたのですが、
おしゃべりに夢中になるあまり、
食事の手が止まってしまい
なかなか食べなくなってしまうことに困っていました。
食事は楽しくしたいのですが、一緒になって話していると、
私はとっくに食べ終わっているのに、
娘の食事はほとんど残っている状態のこともしばしばあります。
出かける前だったり、明日幼稚園で
早く寝かせてあげたいのに…と、
こちらが思っていても、
親の気持ちも知らずしゃべり続けて食べない娘に
「早く食べなさい」と毎日言うようになりました。
ですが、毎日必死に怒っていても
娘は食事を食べるようにはならないし、
なんだか食事の時間がお互い憂鬱に
なってしまっていました。
食べてほしいのももちろんですが、
子供には食事の時間を楽しみに
してもらいたいですよね。
そこで、今回はどうして子供が
食事に集中できないのか、
また、子供が集中して食事ができるようになるための
アドバイスをご紹介します。
どうして子供はご飯を食べてくれないの?
口に入れたものをなかなか飲み込めない、
食事中に遊びはじめてしまう、
同じものばかりしか食べられない、
とにかくご飯が終わらない、
小学校の低学年くらいまでは
よくある光景なのだそうです。
ではどうして子供はご飯が
進まないのでしょうか?
●お腹がすきにくい子もいる。
お友達と比べて、うちの子は食べる量が
すくなすぎるんじゃないかしら?と
心配するお母さんも多いのではないでしょうか?
私も娘に対していつもそう思っていました。
しかし、お腹がすきにくい体質の子もいるようです。
消化液が分泌されにくい体質の子は、
食べたものが消化されにくく、
なかなかお腹が空かないのだそうです。
大人でも少食の方っていらっしゃいますよね。
そう思えば、子供だって少食の子が
いても不思議ではないですし、
お腹がすいていなければご飯が
進まないのも無理ないですよね。
私の娘は、多分胃が小さいタイプで
お腹はすくけれど、
量は少ししか食べられません。
いろんな性格の子がいるように、
お腹のタイプも、
それぞれ個性があるのですよね。
まずは子供が食べられるくらいの量で
よそってあげると、
子供も食べる気になるようですよ。
●便秘になりやすい。
便秘になっていますと、
腸が膨張して胃を押し上げ、
食欲がなくなりやすくなるそうです。
こちらも便秘になりやすい体質の子は
いるそうですが、水分や、油分、お通じが
良くなる食べ物を率先して食事に出してあげましょう。
●うまく飲み込めない
嚥下障害(えんげしょうがい)というものがあります。
食事中、食べ物を水で流し込んでいたり、
飲み込む時に咳き込んでもどしそうになったり、
つらそうにしていたら、
耳鼻咽喉科などで診てもらうといいと思います。
●食事の時間がストレス
子供が心配なあまり、毎日毎日早く食べなさい!
と怒ってしまうと食事の時間自体が
子供にストレスになってしまいます。
ストレスは食欲をなくしてしまうので、
食べてもらいたいのに悪循環になってしまいますね。
●食事以外に気になるものがある
好きなアニメが流れていたり、
気になるおもちゃが視界に入っていると、
子供はそちらに夢中になってしまいます。
5歳くらいまでは、遊ぶことが優先になる思考回路に
なっているそうなので、食事の前にテレビを消して、
一緒にお片づけをしておくといいですね。
●不規則な生活をしている。
朝起きるのが遅かったり、寝るのが遅くなったり、
外で運動もしていないと、
自律神経の乱れから食欲がなくなります。
夏休みや冬休みなどの長いお休みの時は注意が必要ですね。
子供がご飯に集中してもらうのに実際に効果があった方法とは?
子供がご飯を食べない理由が
色々とわかったところで、
今度はどうしたら楽しく子供が
食事に集中できるのか、調べてみました。
●食べられそうな見た目にする
少食の子にとって、朝からどーんと
食べられなそうなものを大量に出されると、
見ただけでお腹がいっぱいになってしまうようです。
まずは子供が食べたいな、
と思うような見た目にしてあげるといいと思います。
娘には、ご飯の量やパンの量は
自分で決めてもらっています。
これしか食べないの?と思うこともよくありますが、
食べられた、おかわりしたい、
と思う成功体験をたくさんして欲しいので、
量は娘にまかせています。
最初は自分が食べられる量というのがよくわからなくて、
残したりしていましたが、
続けることでだんだん残すことはなくなってきました。
また、おにぎりにしてあげたり、
食パンを可愛く型抜きしてあげたり、
子供が食べたいなと思えるように
してあげるといいですよね。
●食事の時間を自分で決めてもらう。
数字がわかるようでしたら、
時計の数字で終わる時間を決めてもらったり、
携帯のアプリなどでかわいいイラストの
わかりやすいタイマーがあるので
〇分で食べ終わるというのを子供に
決めてもらいましょう。
娘は自分で時間を決めるようになってから、
ご飯を30分くらいで食べられるようになりました。
今までは私が時計の針が7になったらおしまいね、
などと言っていたのですが、これは全然効果がありませんでした。
自分で決めると頑張る気になるようで、
ずいぶん早く食べられるようになりましたよ。
最初は時間も長めでいいと思うので、
自分で決めた時間に食べ終われたという成功体験をしてもらいましょう。
食べ終われたらたくさん褒めてあげてくださいね。
いつもご飯中に怒らせてしまっていたお母さんに、
頑張って食べたら褒めてもらえた!
と子供が思えたら、
きっと次も頑張ってくれるはずです。
今まで毎回急かして食べさせていましたが、
決めた時間の10分前に声をかける程度になったので、
私もとても楽になりました。
たまに油断して時間内に食べ終われない時もありますが、
「もう終わりにする?」と聞くと、
もう少し食べたいと言って最後まで全部食べます。
「自分で決めたこと」だと子供は
頑張りたくなるようですね。
●ご飯の時間はテレビを消す
娘はアニメがすきなので、
前はご飯の時に「テレビ見ていい?」
と言われれば、「いいよ。」と言っていましたが、
食事中は消すようにしました。
「ご飯が終わったら見ようね。」と言って、
食事中は食事だけに集中してもらっています。
ご飯が時間通りに終われば、
その分ゆっくり楽しいことができるのだと
わかってほしいのです。
●一緒にご飯を作る経験をする
これは毎日できないかもしれませんが、
お休みの日などに一緒に簡単なものを作るといいと思います。
娘とは一緒に餃子を巻いたり、サラダを作ったり、
おにぎりを作ったりしました。
自分で作ったものは愛着がわき、
美味しく感じるものですよね。
食事を作る大変さも少しわかってくれると
いいなーとも思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供がご飯に集中できない原因と、
集中できるように親がしてあげられること
をまとめてみました。
・食べられる!と子供が思えるような見た目にする。
・食べる量を自分で決めてもらう。
・食べる時間を自分で決めてもらう。
・一緒にご飯を作る経験をする。
お子さんのご飯の進み具合が気になるお母さんは
ぜひ試してみてくださいね。
怒らなくてよくなると、自分も気が楽になりました。
怒ってもお互い悲しくなるだけで、
ご飯を食べるようにはなりませんしね。
楽しい雰囲気の中で、家族でご飯をかこむ幸せを
子供も感じられたらなぁと思っています。