妊娠中にナチュラルチーズを食べてしまったらダメっていうのは本当?

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乳酸菌が含まれており、体にいいとされるナチュラルチーズ。

ですが妊娠中には食べちゃダメ!ってよく言われますよね。

それってなぜなのでしょう?

実はナチュラルチーズの中には、妊娠中の体では抵抗しにくいとある細菌が

ひそんでいる可能性があるのです。

それは「リステリア菌」。

今回はリステリア菌について、そして妊娠中には避けたい食品について

お話したいと思います。

妊娠中にナチュラルチーズを食べると良くないっていうけど本当なの?何が悪いの?

妊娠中にナチュラルチーズがダメな理由はリステリア菌の「リステリア・モノサイトゲネス」

そもそも、リステリア・モノサイトゲネスってなに?

リステリア菌とは、低い温度や塩分に強く、細胞から細胞へと

移る運動性があることが特徴の「リステリア属」に属する細菌のことです。

リステリア菌にはいくつか種類があり、

基本的には自体は鳥や魚、昆虫といった生き物の体の中にいる常在菌の一種。

人間の腸の中に乳酸菌が最初からいるように、

生き物の体内や土の中などに自然に存在する細菌なのです。

リステリア菌は動物や人間の母乳や排泄物の中にも存在するため、

人間にとっても乳酸菌と同じくらい身近な細菌なのですが、

あまり知られていません。

しかしリステリア菌の中には、「リステリア・モノサイトゲネス」という、

動物や人間の赤ちゃんに悪影響を及ぼすものがあります。

リステリア・モノサイトゲネスもほかのリステリア属と同じように

鳥や魚の体の中や動物の母乳の中に存在するものであり、

普段スーパーで手にする食品の中にもひそんでいる可能性があります。

そしてリステリア・モノサイトゲネスは食品を介して

口から人間の体内に入ってくるのです。

幸いにもわたしたちの住む日本は食品衛星に関する意識が高く、

国や企業の努力によってリステリア・モノサイトゲネスを

含む人体に有害な細菌を、食品から極力排除するように配慮されています。

ですがチーズやスモーク食品など特殊な加工をしている食品に関しては、

あくまでも「安全度が基準値以上である」というラインでのみ判断されます。

そのため日本国内でもリステリア・モノサイトゲネスの危険が

ゼロではない食品が流通しているのです。

リステリア・モノサイトゲネスが人体に及ぼす影響って?

リステリア・モノサイドゲネスは1926年にアメリカの動物飼育舎で

起こった感染症から発見された細菌です。

リステリア・モノサイトゲネスは動物たちの間に、

細菌の影響により内臓が正しいはたらきをしなくなってしまう

「敗血症」や、脳や背骨といった体の中心を守る大切な

「髄膜(ずいまく)」に炎症が起き、

脳に大きな障害を与えてしまう「髄膜炎」といった病気を引き起こし、

世界的に注目を集めました。

リステリア・モノサイトゲネスは、人間の体にも同じ影響を

与える可能性があります。

悪寒や38℃以上の発熱、嘔吐や筋肉痛といった軽い症状から始まり、

重篤なものになると髄膜炎や敗血症へつながるおそれもあります。

また妊娠中の動物や人間がリステリア・モノサイトゲネスに

感染するとお腹にいる赤ちゃんにまで影響を及ぼし、

流産となってしまう可能性があるのです。

妊娠中は免疫力が低下し、病原菌や有害な細菌に対して

体が抵抗しにくい状態になっているため、

髄膜炎や敗血症を引き起こすリステリア・モノサイトゲネスの

影響を受けやすくなってしまいます。

妊婦であるお母さんの体だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも

大きな危険があることをしっかり覚えておきましょう。

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リステリア・モノサイトゲネスとナチュラルチーズの関係は?

リステリア・モノサイトゲネスが動物の母乳の中にも存在する

ということを先ほど紹介しましたね。

チーズは牛の母乳であるところの牛乳から作られているため、

そもそもリステリア・モノサイトゲネスが存在している

可能性のある食品です。

その中でもナチュラルチーズと呼ばれる種類のチーズは、

牛乳を加熱せずに乳酸菌や酵素を使って固めているもの。

リステリア・モノサイトゲネスは4℃までの低温環境や

12%までの塩分中でも活動することができるため、

牛乳を加熱せずそのまま固めているナチュラルチーズは、

リステリア・モノサイトゲネスによる食中毒の危険性が高い食べ物なのです。

同じチーズでも「プロセスチーズ」と呼ばれるものは、

ナチュラルチーズを一度高温で溶かしてから再加工したもの。

リステリア・モノサイトゲネスはほかの最近と同じく高温に弱いため、

加熱処理をしたプロセスチーズはリステリア・モノサイトゲネスの

危険性が低い食品になっています。

また、ナチュラルチーズを加熱した状態であれば、

リステリア・モノサイトゲネスによる食中毒の危険は低くなります。

長くなりましたが、妊娠中にナチュラルチーズを食べてはいけない

とされている理由をご説明しました。

もし妊娠中にナチュラルチーズを食べていた場合は、

「熱が出たときのような寒気」「38℃以上の発熱」「嘔吐」「筋肉痛」

といった症状がないか注意してください。

インフルエンザと区別がつきにくい症状ですが、

もし症状があった場合はかかりつけの医師に

「妊娠中であること」「加熱処理していないナチュラルチーズを食べたこと」

を伝えましょう。

母体である妊婦の体が重篤な症状になることは

ほとんどないとされていますが、少しでも気になるところがあれば、

すぐにかかりつけの医師に相談してくださいね。

妊娠中に食べない方がいい物ってどういうのがあるの?

先の項目で紹介したとおり、リステリア・モノサイトゲネスは

高温に弱い細菌です。

ですので、高温での加工がされていない動物性タンパク質の

食べ物は避けたほうがいいでしょう。

他にも、妊娠中は食べないほうがいいとされている食品をご紹介します。

厚生労働省が発表した、妊娠中にできるだけ避けたい食品

・ナチュラルチーズ

・生ハム

・肉や魚のパテ

・スモークサーモンなどスモークした肉や魚

厚生労働省が発表したところによると、

「冷蔵庫で長期間保存することができ、加熱せずにそのまま食べられる食品」

は避けたほうがよいとされています。

上記の食品は実際に欧米でリステリア・モノサイトゲネスによる被害が

起きたものでもありますので、妊娠中はぐっとガマンしましょう。

まだまだ気をつけたい、妊娠中に避けたい食品あれこれ

①絶対NG!妊娠中は食べないほうがいいもの

・生の肉や魚

・生卵、加熱していないたらこやいくらなどの魚卵

加熱処理をしていない肉や魚、卵などは、

リステリア・モノサイトゲネス以外にもさまざまな感染症の

危険があります。

妊娠がわかるとお祝いの席に招待されることも多いでしょうが、

生のものはいただかないようにしましょうね。

②食べ過ぎはNG!妊娠中はあまり食べないほうがいい食品

・ウインナーやハムなど加工肉

・インスタント食品やスナック菓子

・唐辛子やスパイスを使った辛い料理

加工肉やインスタント食品、スナック菓子は塩分が多く、

血圧の上昇やむくみの原因になります。

栄養の偏りを招くおそれもあるので、できるだけ控えましょうね。

辛い料理は食べすぎると胃に大きな負担がかかるため、

胃もたれから体調を崩しがち。

お腹いっぱいになるまで食べることは控えたほうがよさそうです。

まとめ

ナチュラルチーズを含む、妊娠中に気をつけたい食品についてお話しました。

いかがでしょうか?

妊娠中は免疫力が落ちているため、外部から入ってくる細菌や

病原菌に抵抗しにくくなってしまいます。

そのため、ナチュラルチーズのほかにも気をつけたい食品が

多くなってしまうのですね。

今回お話した食品はどれも美味しいものばかりですが、

赤ちゃんとご自分の将来のために、ちょっとガマンしておきましょう。

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