先日、夏休みにどこに行くか話していた時のことです。
「じゃ、お盆休みにはお墓参りに行くから、用事を入れないでね♪」
というとダンナが
「は?盆にはお墓参りに行っちゃいけないんだぞ?」
と、言うんです。
え?
お盆に行かずに、いつ行くの?
気になったので、調べてみました!
お墓参りに行ってはいけない日ってあるの?仏滅や友引でも大丈夫?
お盆に行かずにいつ行くのよ?
まったく、うちのダンナときたら…。
と思ってましたが。
調べてみたら、本当にお墓参りに行っちゃいけない日がありました!
お盆休みの期間は毎年違いますが、基本的には8月13~16日に行われるもの。
そのうち、13~14日は
「ご先祖様がうちに帰ってきているのだから、お墓に行ったら行き違いになる」
ということになります!
お盆は、ご先祖様と生きている人たちが、ゆっくり自宅でくつろぐ日。
そのために精霊棚(足をつけたキュウリやナスなど)を作り、お供えもしますものね。
わざわざ浄土から帰ってきた日に、お墓に行くことはないですよね(-_-;)
しかし、
「13日にご先祖様をお迎えに行くために、お墓参りをする」
というお考えの方もいらっしゃいますし、
お仕事の都合でこの日しか行けない!という方もいらっしゃると思います。
13~14日も、「避ける日」というより「家にいたほうが良い日」という感じです。
一概に、「お墓参りに行ってはいけない!」という日はないんです。
吉日もありません。
「仏滅や友引は避けた方が…。」
というのも、お墓参りには当てはまらないんです。
六曜では、仏滅は婚礼を、友引は葬儀や仏事を、
それぞれ避けたほうが良いと言われていますが、お墓参りに関しては特にありません。
大切なのは「故人に会いたい」という気持ちです。
寂しくないか、お墓が汚れていないか、と気になるようであれば、いつ行っても良いんです。^^
また、結婚や就職などの人生の節目に、お墓参りをしてご報告をする、
というのも良く聞く話です。
亡くなられても、故人を身近に感じ、ご報告をするのがお墓参りの考え方です。
生きている時と同じように故人に寄り添い、
人生の節目をご先祖様となった故人に守ってもらう気持ちも、あるのではないでしょうか。
一般的にお墓参りに行く時期はいつになるの?
一般的に、お墓参りに行く時期というのは決まっていて
- 月命日…亡くなった日と同じ日。一年に11日ある
- 祥月命日…亡くなった日。一般的な命日
- 春のお彼岸
- 秋のお彼岸
- お盆
- お正月
と言われています。
年365日中、16日ですね。
お彼岸は春なら春分、秋なら秋分の日を中日として、前後3日間を合わせた7日間です。
お正月は、12月の大晦日近くに行って、1月は15日まで行かないという説もあれば、
お正月の帰省に合わせて、親戚全員で行く、というご家庭もあります。
この辺りは、ご都合に合わせてで良いですね。
お墓参りに良い時間は?
行く日にちはわかりましたが、時間はどうなの?と思い、調べてみました。
一般的には、朝、または午前中のお参りが良いそうです。
- ご先祖様に、一日の予定の中でお墓参りを優先していると思われる♪
- 昼間は明るいから、お墓の掃除がしやすい
という理由からです。
今の事情だと、霊園や公共墓地が多くなった今、
墓所が夜は閉鎖してしまうということもありますね。
言い伝えですが
「夜は霊が寄ってくるから」という話も聞きますね。
場所柄、夜は近寄りたくないですけどね‥・(-_-;)
キリスト教ではどうなの?
仏教では故人が極楽浄土へ行けるよう、度々供養しますが、キリスト教では
「死は神から与えられた永遠の休息」ととらえるため、
仏教ほどお墓参りに行く習慣がありません。
基本的には、一年に一回の命日にお参りするのが普通です。
また、死後数か月から数年の間に、集会を行って、故人を偲ぶ風習があります。
キリスト教の宗派のカトリックでは、11月2日に、「万霊祭」として
一斉にお墓参りに行く習慣もあります。
キリスト教と仏教では、お墓参りの作法や仕方は違いますが、
故人を偲ぶ気持ちに変わりはありません。
違いを知って、正しくお参りしましょうね^^
まとめ
いかがでしたか?
墓前で手を合わせ、感謝の気持ちを込めて、
日ごろのご報告や亡き方の思い出を心で語るとき、きっと気持ちがすっきりしますよ。
ちなみに、くれぐれも手を合わせるからといって、願い事を唱えないように。
うちの小学生の息子は、神社と混同して、つい最近までお墓にお願い事をしていました…。
もちろん、注意しておきましたが(-_-;)
ご参考になれば幸いです。