起こしても起こしてもすぐに寝てしまう…
寝起きの悪い子供を起こすのって本当に大変ですよね。
子供の寝起きの悪さって原因があるのでしょうか?
今回は子供の寝起きの悪さの原因と子供に必要な睡眠時間についてご紹介します。
子供の寝起きが悪い原因ってどういうことが考えられるの?
子供の寝起きが悪くなってしまう原因はいくつか考えられます。
その中でも最も大きな原因は“寝不足”です。
子供だけでなく大人であってもそうですが、寝不足であれば寝起きは悪くなってしまいますよね。
特に大人よりも未発達な子供は大人と同じ時間に寝たとしても
必要な睡眠時間は十分に得られたとはいえないのです。
そのため大人と同じ時間に寝させたとしても子供からすると寝不足となってしまいます。
最近日本人の生活スタイルが夜型傾向にあり、年々睡眠時間が減少していることが
調査結果として発表されています。
その傾向は大人だけでなく子供にも蔓延しており
睡眠不足を訴える子供は増加する一方となってしまっているのです。
また寝る直前までスマホゲームや電子ゲームなどをすることで、脳が興奮してしまい、
すぐに寝付けなかったり眠りが浅くなって何度も起きてしまうことも睡眠不足につながります。
他にも子供の体質が原因で寝起きが悪いということも考えられます。
低血圧や貧血などの体質の場合目覚めるために必要な成分の分泌に時間がかかるため、
すんなりと起きることが出来ません。
酸素が全身にうまく行き渡りづらいこともありやる気が起きにくく、
起きること自体が嫌になってしまうということも考えられるのです。
子供の睡眠時間って最低何時間ぐらい必要なの?
睡眠というものは心身の疲労の回復という役割があります。
しかし子供にとってはそれだけではなく骨や筋肉を育てたり、
頭の働きを良くしたりなど心と体の成長にも欠かせないものです。
睡眠不足になると寝起きが悪くなるだけでなく、
心身の成長に関しても悪影響を及ぼしてしまうのです。
子供に必要な睡眠時間は年齢によって違いがあります。
1~3歳…12~14時間
4~6歳…10~13時間
7~12歳…10~11時間
13~18歳…8~9時間
しかし平成23年に調査した結果、実際の睡眠時間は
10~14歳…8時間35分
15~19歳…7時間42分
と必要な睡眠時間より短い時間しか睡眠をとっていないのです。
世界からみても日本人の子供の睡眠時間は短いといわれています。
また寝る時間や起きる時間も規則的ではなく毎日バラバラという子供も増えているそうです。
寝る時間、起きる時間がバラバラだと身体や生活のリズムが乱れてしまいます。
生活リズムを整えるということは子供が健やかに成長していくうえでは
とても大切なことになります。
お子さん自身では乱れた生活リズムを整えることは難しいことです。
まずは何時に寝る、何時に起きる、ゲームは何時まで、など規則を
作り少しずつ乱れてしまった生活リズムをなおすようにしていきましょう。
睡眠が乱れれば乱れるほど、より睡眠の質が悪くなり、お子さんの成長にも関わってしまいます。
現代は5人に1人の子供が睡眠障害に陥ってしまっているそうです。
日中ボーっとしている、集中力がない、頭痛や腹痛が多い、機嫌が悪くなりやすい、
こういった症状があるお子さんは睡眠障害の可能性があります。
規則的にしっかり睡眠がとれるように親御さんが努力してあげましょう。
まとめ
睡眠障害が続くと睡眠時無呼吸症候群や夢遊病など病気につながる可能性もあります。
未発達な子供の体は大人よりもまだまだデリケートです。
自分と同じ時間寝られれば大丈夫と思わないでください。
たとえ寝ていても眠りが浅く、すぐ起きてしまっているかもしれません。
お子さんが健康に成長出来るように必要な睡眠時間はしっかり寝させる努力をし、
質の良い睡眠がとれるような環境づくりをしていきましょう。