電気をこまめに消すと節約効果が高いってウソなの?

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電気代。気になりますよね。

 

たとえば、家の照明を1回点けるのにかかる電気代だけをみれば、

微々たるものであっても、ちりも積もればなんとやらで、

1カ月とか1年とかいう単位で考えると、思ったより高い電気代に驚く、

といった経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 

電力自由化の流れのなかで、電力各社は電気代を下げるための様々なプランを提案しています。

 

しかし、基本的に電気代の節約は、電気を使う私たちひとりひとりが

考えていかなければならない問題でしょう。

 

電気代を節約するためによくいわれることは、電気をこまめに消すことが効果的である、

ということです。

 

はたして本当でしょうか。

 

ここでは、電気をこまめに消すことが本当に節約効果につながるのかどうか、

ということと、電気代を節約する方法について解説いたします。

 

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電気をこまめに消すと節約効果が高いってウソなの?

電気をこまめに消すというと、まず家の照明のことが頭に浮かぶという方もいると思います。

 

そこで、家の照明器具を例として、この問題を考えてみたいと思います。

 

1秒間にかかる電気代を考えると、家の照明器具を使うときに一番電気代がかかるのは、

スイッチを入れた時になります。

 

蛍光灯の場合、スイッチを入れた時から3秒間は、1秒につき2.2秒分の

電気代がかかるといわれているからです。

 

簡単な計算をしてみますと、2.2秒×3秒=6.6秒となります。

 

スイッチをいれてから約7秒間は、通常よりも電気代が高い状態が続くわけですね。

 

そのため、家の照明を利用するのであれば、7秒以上点灯させないと損をする勘定になります。

 

7秒ごとに照明を点けたり消したりするというのは、あまり考えられません。

 

しかし、ちょっとした用事で照明を点けることがある場合には、

その可能性はあるかもしれません。気を付けたいところです。

 

さて、照明を利用する場合には、点けてから7秒間は消さないほうが電気代の節約になります。

 

その時間以上に点灯しているのであれば、1秒間にかかる電気代は変わりません。

 

そのため、点けっぱなしにしておいても問題ないのではないか、という考え方もあります。

 

しかし、照明を使う必要があるのなら良いでしょうが、

そうでない場合には消したほうが、その分、電気を使わないのですから、

電気代の節約になりますね。

 

家の照明についていえば、スイッチを入れて7秒間は注意、という点さえ頭にあれば、

電気をこまめに消すことが電気代の節約になるのです。

 

ただし、家計の節約という、より大きな視点で見ると、

電気をこまめに点けたり消したりする行為が照明器具の寿命を

短くするという問題があります。

 

照明器具の買い換えに費用がかかるというものです。

 

この点については、照明器具を製品寿命の長いLED電球に変えるという方法がありますが、

買い替えの費用が高くなりますので悩ましいところです。

 

結局、電気代のことだけを考えるのなら、こまめに電気を消すことが

節約には効果的ということになります。

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電気代を節約する方法ってどういう方法があるの?

電気代を節約する方法としては、今お持ちの家電の使用方法を変えることが考えられます。

 

照明器具でいえば、使用していない部屋や場所の照明はこまめに消すことが

節電につながるのです。

 

また、調光機能の付いている電球であれば、明るさを落して使用することで節電ができます。

 

眠る1、2時間前からは照明を暗くした部屋で過ごすことにより、

快適な睡眠を得られることもいわれているからです。

 

照明器具以外の家電ではエアコンがあげられます。

 

夏、冬ともに使用することが多く、それだけに電気代が気になる製品ですが、

扇風機やサーキュレーターなどと一緒に使うことによって電気代を節約することができます。

 

エアコンのほかに別の家電を使うわけですから、その分、電気代がかかると考えがちですが、

意外にも節電に効果的です。

 

エアコンから出された冷たい空気、暖かい空気はそれぞれ室内の下方もしくは上方にたまります。

 

そのたまった空気を扇風機やサーキュレーターによって攪拌することで空気を循環させて、

室内全体を冷やしたり温めたりするのです。

 

そのことによって、エアコンの設定温度も一定に保つことができ、

エアコン単独で使用する時よりも電気代を抑えることができるわけです。

 

新たに費用がかかってもかまわない、というのであれば、古い電化製品を

最新のものに買い替える方法があります。

 

最新の家電は省エネルギーを意識したものになっていますから、

古い家電より節電効果があります。

 

たとえば、冷蔵庫についていえば、10年前の1年間の電気代が

約1万7、000円したものが、最新の製品では約4,600円で済む、

といったデータがあります。

 

また、洗濯機では10年前の製品では約1万3,000円だったものが最新の製品で

約6,400円というデータもあり、両方ともに電気代がほぼ半分以下となっているのです。

 

さらに、電気会社を変えることも検討していいかもしれません。

 

ただし、電気料金の決まり方は電気会社によって様々ですから、

この方法をとる場合には一社にしぼらず、いくつかのプランを比較することが大切になります。

 

まとめ

いかがでしたか、電気代の節約について解説してきました。

 

まずは、今お持ちの家電でどれくらい節電をすることができるのかを考えるべきです。

 

そのうえで、多少費用がかかってもかまわないのであれば、

家電の買い替えを検討するのがよいでしょう。

 

電気代の節約を考えることは私たちの家計の助けになるだけではなく、

社会の省エネルギー化にも貢献することにもつながります。

 

電気代の節約方法を私たちの暮らしのなかに積極手に取り入れていきたいものです。

 

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