仕事の帰りに銀行で記帳しようと思い、通帳をもって出掛ける事をしている方も大勢いる事でしょう。
記帳しようと思ってATMの前でカバンの中を見ると通帳が無い!
これは完全にパニックになってしまいます。
どこで無くしたのかを考えてもわからないものです。
それに拾った人に悪用でもされたらと考えてしまいます。
通帳を外出先で無くしてしまった・・・悪用される可能性はあるの?
通帳を外出先で紛失してしまった場合に、拾った人にお金を引き出されてしまうのでは?
と考えてしまいます。
印鑑が手元にあるので、基本的には引き出される可能性は低いのではと考えがちになります。
でもその考えは捨て去るべきなのです。
通帳を失くした事によって悪用されるケース
<通帳から預金を引き出される>
金融機関や通帳の種類によっては、キャッシュカードが無くても
通帳と暗証番号さえあれば、ATMで預金を引き出す事が可能な物もあります。
中には暗証番号を通帳に掻いている方もいますからね。
それに暗証番号をわかりやすい物にしている方もかなり危険です。
また通帳の裏に登録印鑑が押されているタイプの場合には、
印鑑を偽装して預金を引き落とされた事例もあります。
<口座の名義人になりすまされて犯罪に利用される>
通帳には口座番号はもちろん、名義人の他にもいろいろな情報が詰っています。
犯罪者にとっては宝物状態です。
場合によっては、オレオレ詐欺等の振り込み先口座に使用される可能性もあります。
状況によっては、犯罪に加担したとされ、罰金刑や社会的制裁を受ける可能性も秘めています。
<闇金業者からの振り込み>
勝手に振り込んで来るんだから問題ないのでは?と感じる方もいるでしょうが、
闇金業者が勝手に振り込んで来る場合は確実に取り立てにやってくると言う事です。
不正な支払い請求が送られてくる事もありえます。
何もしていないのに借金の取り立てを行われてしまうトラブルに発展するケースもありえるのです。
この3つが大体悪用される典型的なケースになると思います。
悪い人はこの他にも利用方法を知っている可能性もありますから、
通帳紛失しても印鑑や暗証番号は大丈夫と言う考えはやめた方がいいでしょう。
通帳を無くしてしまった場合、すぐにやるべきこととは?
外出先で通帳が無い!と気が付いた時にパニックになります。
このパニックが収まった段階ですぐに行動を起こさなければなりません。
なにを一体すればいいのでしょうか?
<銀行にすぐに連絡する>
紛失した通帳の取引を停止してもらう必要があります。
1冊1冊通帳の磁気パターンが違うので、取引を停止した通帳をATMなどで
使用する事が出来なくなります。
但し口座だけは生きているので、キャッシュカードでの引き出しは可能です。
後は銀行の指示に従って通帳の再発行手続きを行うようにします。
<警察に遺失届を出す>
この場合には、無くした場所 時間 日にちなどを細かく思いだす事が重要です。
あまりにも曖昧な記憶だと、事件性が無いと判断されてしまう可能性もあります。
警察に届け出をする時は、ある程度記憶をはっきりさせておきましょう。
警察に届けるの?と思ってしまう方もいるでしょうが、銀行からの補償を受けるには、
警察への届け出が必須の場合もあります。
また、先ほど紹介したように詐欺グループ等に使用されないようにする為には、
警察への遺失届は必要になります。
まとめ
通帳を外出先で無くした場合に悪用されるケースはあるのか?
無くした時の対応はどうすればいいのか?について紹介しました。
通帳を無くすとかなり悪用されるケースがあると言う事を認識しておいた方がいいですね。
無くした場合にはすぐに、銀行で通帳を止めてもらう事が一番の重要ポイントです。
止めてもらう事で、ATMや窓口でも受付できなくなりますからね。