車のエアコンをつける時に、車内の空気循環がどうなっているか
気にしている方は大勢いるのではないでしょうか。
内気と外気のボタン一つで車内の空気が変わるのですが、
このボタン1つで燃費に影響が出るのでしょうか?
仮に影響が出るとしたら燃費はどちらが良くなるのでしょう。
車のエアコンの内気と外気で燃費が違うって本当なの?
車のエアコンをつける時に、内気と外気で燃費が変わるのか?
と考えている方も大勢いるでしょう。
エアコンをつけると、アイドリングが上がりますよね。
これは、エアコンのコンプレッサーを作動させるためにエンジンの動力を回します。
この時に内気にしている時は室内空間の温度がある程度一定化している事で、
エアコンの効きがある程度速く安定します。
そうするとエアコンファンが稼働する時間は短くなります。
次に外気を車内に取り入れていた場合には、エアコンを作動させていても、
常に外気が中に入ってくるので、室内温度が一定化する事は少なく
常にエアコンのファンが作動し続ける状態になります。
家のエアコンを使用する時に窓を開けて換気をしながら、エアコンは使わないと思います。
車も同じ事で外気を取り入れていると言う事は換気をしている事になるので、
エアコンの冷風や温風は無駄に外に流れて行ってしまうことになるのです。
但し、このエアコンのファンの内外気の取り入れスイッチ1つで
1L当たりの燃費で数キロ違ってくる事はまずありえません。
トリップメーターを使用して燃費計算をしても、その差が表示されるほどの
違いは出ないと思います。
燃費が変わるのは確かですが、1Lで100mも燃費が変わる事も考えられません。
変わっても数メートルでしょう。
高速道路や風が強い日に外気にしている方が車への抵抗が大きくなるので、
そちらの方が燃費に影響を及ぼすと思います。
車のエアコンの内気と外気ってどういうふうに使い分けるの?
車のエアコンの内気と外気って今さらながらどう使っていいのか、
聞きにくいゾーンでもあります。
内気を使用する場合
1.高速道路や風の強い日は内気にして走行することで、車への抵抗が少なくなります。
多少ですが、燃費も向上しエンジンへの負担も少なくなります。
2.エアコンの効きを早くしたい場合には内気にする事です。
車内循環にしておくとエアコンが効いてくる時間が早くなるためです。
3.内気にしておくと、走行中の汚れた空気や臭い排ガスの臭いが車内に充満しない事です。
場合によっては、外気を入れた事で体調が悪くなってしまう事も有りますからね。
外気を使用する場合
1.車内の換気をしたい場合や換気をすることで眠気を飛ばす事が出来ます。
内気の場合はどうしても車内の酸素が多少少なくなってしまう場合があります。
そんな時に眠気が襲ってくるので、外気にして眠気を飛ばす事が出来ます。
但し、汚れた空気を入れては意味がありませんから、
空気が綺麗な場所や信号待ちの時に外気にするだけでも、かなり変わると思います。
2.外気を取り入れる事で、室内にこもった湿度を低下させてくれるので、
窓の曇りを抑えてくれる役目を果たしてくれます。
これだけでは曇りが、取れない場合にはエアコンを浸けて
デフロスターボタンを押す事でフロントガラスの曇りは取れます。
内気と外気をうまく使い分ける事で快適な車内空間ができると言う事になるのです。
まとめ
車のエアコンを使用する時に内気と外気で燃費に微々たる違いが
生じる事がわかったと思います。
エアコンを使用するとどうしても燃費は落ちてしまいますから、
内気・外気にしているからと言ってそれが影響を及ぼすまでには行きません。
ただ、外気にしたままエアコンをつける事で、エンジンへの負担や
コンプレッサーやファンへの負担が内気にしているよりも大きい
と言う事だけは理解しておいた方がいいでしょうね。
外気導入を常にONにしている方も、それほどいないでしょうが
適度に外気にする方向性にした方がいいですよ。