毛虫の発生原因とは?効果的な駆除の方法を紹介!

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夏が近づくと目にするようになるのが毛虫です。

 

この記事を読んでいる人のなかには、見るのも嫌、といった方もいるでしょう。

 

かくいう私も、あまり好きではありません。

 

1匹や2匹はよいのですが、何匹もかたまっているのを見るとぞっとします。

 

なぜ、こんなにいるのかと腹がたつこともあります。

 

近くによらなければよい、というのもひとつの考えではありますが、

街には毛虫がいそうな樹や植木がたくさんありますので、

どこで遭遇するかわかりません。

 

どうも気が滅入ってしまいます。

 

そこで、ここでは毛虫の発生原因と有効な駆除対策について解説します。

 

毛虫が嫌いな方、必見です。

 

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毛虫の発生原因はズバリこれ!

毛虫の発生原因は、次の2点です。

 

毛虫を食べる鳥やスズメバチなどの天敵が少なくなったこと

街には園芸を楽しまれる方が大切に育てている樹木があり、

季節ごとに様々な表情をみせてくれて、私たちの目を楽しませてくれます。

 

しかし、毛虫が発生するのはえさとなる樹木が生えている場所です。

 

代表的なものとしては、サクラ、ウメ、サザンカ、バラなどがありますが、

樹木の種類に関わらず、毛虫は発生します。

 

つまり、私たちが街中で見かけるほとんどの樹木に毛虫はいると考えてよいわけです。

 

そのため、予防や駆除のために殺虫剤が使用されている場合があります。

 

問題は殺虫剤によって毛虫だけではなく、毛虫の天敵となる生き物も

駆除されてしまうところにあります。

 

なかには殺虫剤が毛虫には効かずに、天敵となる虫に効いてしまうことがあるのです。

 

結果として天敵が減って、毛虫が増えてしまう、ということが起きるのです。

 

毛虫の卵は葉の裏側のような見つかりにくい場所に大量に産み付けられること

毛虫の卵は、天敵に見つかりにくい樹木の葉の裏側に大量に産み付けられます。

 

仮に天敵に見つかって卵が食べられてしまったとしても、

全滅するおそれは少ないからです。

 

彼らにしてみれば、過酷な自然界で生き抜いていくための知恵なのですね。

 

しかし、殺虫剤の使用によって天敵が少なくなってくると、

天敵によって卵が食べられるリスクが減り、

毛虫の大量発生という事態が起きてしまうのです。

 

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毛虫の駆除に効果的な方法とは?

こうしてみると、毛虫の駆除のために行う殺虫剤の散布が、

逆効果になってしまうことがあることがわかります。

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それでは、極力、殺虫剤を使用せず、効果的に毛虫を駆除する方法はないのでしょうか。

 

ご安心ください。天敵を減らすことなく、毛虫を駆除する方法はあります。

 

ひとつには、オルトラン液剤や粒剤といった農薬を樹木の根元に

まいておくことがあげられます。

 

オルトラン剤は毛虫に対して直接噴霧するものではありません。

 

樹木の根元にまいておくことでその樹木に農薬をしみわたらせ、

樹木の葉を食べる毛虫に打撃を与えるものです。

 

毛虫は殺虫成分がしみこんだ葉を食べることで死んでしまうわけですね。

 

また、天敵となる鳥やスズメバチなどが毛虫を見つけやすいように、

毛虫が発生する前、冬の間に樹木の剪定を行っておくことも効果的です。

 

その際に葉の裏側に卵が産み付けられているのを見つけたら、葉ごと即処分しましょう。

 

さらに、毛虫が発生した後でも、殺虫剤を使用せずに駆除をすることは可能です。

 

チャドクガという蛾がいます。

 

卵から幼虫、蛹さらには成虫まですべてに毒針毛を持つ蛾で、

通常の殺虫剤を使用すると、毒針毛が拡散してしまい、

逆に被害が広がってしまうという厄介な虫です。

 

この虫に対応するために、チャドクガ毒針毛固着剤という製品が販売されています。

 

この製品には殺虫成分がありません。

 

その代りに毛虫の体を固着剤で固めてしまいます。

 

毛虫の体全体を接着剤で固めてしまうイメージですね。

 

チャドクガの持つ毒針毛は皮膚に触れると皮膚炎を引き起こすのですが、

この固着剤を使用することで、毒のある毛を含めた全身をコーティングして

しまうことができるわけです。

 

そのため、安全に駆除することが可能です。

 

また、熱湯をかけて退治するという方法もあります。

 

もっともこの方法による場合には、毛虫を生きたまま耐熱容器に入れないといけないので、

手間がかかってしまいます。

 

毛虫駆除にあたって注意しなければならないことがあります。

 

毛虫の毒針毛が皮膚に触れないようにすることと、

作業時、着ていた服に毒針毛が残らないようにすること

の2点です。

 

毛虫の毛が皮膚に触れないためには、長袖の服や長ズボンを着用するとともに、

ビニール手袋、ゴーグル、マスクなどで肌の露出を抑えることが必要です。

 

着ていた服については、洗濯をするだけでは毒針毛が残ってしまうことがあるようです。

 

毒針毛の毒は50度以上の熱で消えます。

 

そのため、駆除作業を終えた後で、着ていた服を熱湯に漬けるか、

もしくは、他の衣類とは別にして洗濯した後にスチームアイロンをかけて消毒します。

 

また、使用したゴーグルなども熱湯をかけて消毒しましょう。

 

毛虫の発生原因と効果的な駆除方法について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

 

毛虫の発生の予防や駆除には思ったよりも手間がかかります。

 

しかし、快適な環境を維持するためにも毎年必ず行うようにしましょう。

 

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