様々な料理に使うことが出来、また栄養価も高い“ねぎ”。
一年中スーパーなどで買うことが出来るので、お家に常備しているというご家庭も
多いのではないでしょうか?
でもスーパーで買ってきたねぎって調理前には必ず洗った方がいいのでしょうか?
それとも洗わなくても平気なのでしょうか?
今回は買ってきたねぎは洗った方がいいのか、またもし洗う場合には
どのように洗ったらいいのか、についてご紹介します。
スーパーで買ったねぎって洗った方がいいの?それとも洗わないで平気なの?
ねぎは洗った方がいいのか?洗わなくても平気なのか?答えからお伝えすると、
ねぎは洗った方がいいといえます。
日本は野菜に対する農薬の使用率が世界3位と高く、農薬残留基準は緩いといわれています。
残留農薬とはその名の通りですが、収穫後、農作物に残留している農薬のことです。
農薬ごとに定められている残留基準値は異なります。
とくにほうれん草・ピーマン・ジャガイモ・レタス・キュウリなどは
農薬が残留しやすいといわれているため、調理前にはしっかり洗わなくては
いけないといわれている野菜です。
日本は世界から見ても農薬大国といわれている国なのです。
ねぎは野菜の中では比較的残留農薬は少ない方といわれています。
そのため洗った方がいいですが、ゴシゴシ洗わなくても軽く洗う程度で十分です。
またねぎは土の中で育ちます。
出荷前に農家さんでもしっかり洗っていますが、それでも土がついている場合もあります。
衛生面など色々な面からから考えても、ねぎは1度洗ってから調理に使う方がいいといえるでしょう。
ねぎの上手な洗い方ってあるの?
ねぎは大きく分けて2種類あります。
1つは薬味などに使われる「青ねぎ(葉ねぎ)」。
もう1つは青ねぎよりも太く白い部分の多い「白ねぎ(根深ねぎ、長ねぎ)」。
西日本では青ねぎが好まれており、東日本では白ねぎが一般的になっています。
先ほどもお伝えしましたねぎはが土の中に埋まっているため、根元に土が残りやすく、
根元をしっかり洗うということは共通しています。
ただし形状が異なるため、洗い方も多少異なります。しっかり確認しておきましょう。
<青ねぎの洗い方>
青ねぎを洗う場合、まず根元の薄皮部分を1枚めくりとります。
あとは流水で洗うだけです。
葉の部分はサッと洗う程度で十分です。
根元は特に入念に洗うようにしましょう。
薬味で使用する場合、生食すると辛みが気になるという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、切った跡に冷たい水にさらすことで、辛み成分を抑えることが
出来ますので試してみてください。
<白ねぎの洗い方>
白ねぎは外皮などはむく必要はありません。
そのまま流水で洗い流すのみで大丈夫です。
ただし、汚れがひどい場合などは、外皮を1枚めくり、そのあと洗ってから
調理するようにしましょう。
根元は入念に洗うようにしてください。
白ねぎの場合、ゼリー状の粘質物が含まれていることがあります。
これはねぎのうまみ成分なので洗い流さないように気をつけてください。
捨ててしまいがちであまり洗わないかもしれない青い部分ですが、
この青い部分にはカロテンやカルシウムなど多くの栄養素が含まれています。
丁寧に洗ったらスープのだしなどに活用するとおいしく食べることが出来ますので、
捨てずにぜひ使用して下さい。
まとめ
ねぎを調理する場合、衛生面から考えても洗ってから調理する方が良さそうです。
とくに根元は土がついている可能性が高いので、入念に洗い流すようにしましょう。
特別な洗い方はありませんが、ねぎにも種類がありますので、その種類に合った
洗い方をするようにしましょう。