お弁当として作って会社や学校の行事に持っていくことの多いおにぎり。
また炊いたご飯が余った時などにおにぎりとして作り置きしておくのも良いですよね。
そんな重宝されるおにぎりですが、常温の場合どのくらい日持ちするのでしょうか?
今回は常温でおにぎりはどのくらい日持ちするのか調べてみました。
おにぎりって常温だとどのくらい日持ちするの?
おにぎりは冷蔵保存したり、冷凍保存する方もいるでしょう。
でも冷蔵や冷凍保存するとお米の水分が逃げ、乾燥してしまう場合があります。
そういうのが嫌で、常温で保存したいという方もいるのではないでしょうか。
おにぎりを常温で保存した場合、季節やおにぎりの作り方、状態によって日持ちする時間は多少異なります。
目安としては短くて半日、状態が良ければ1日経過しても食べることは問題ないと言えます。
でも半日から1日って決して長いとは言えないですよね。
どうしてそのくらいしか日持ちしないのでしょうか?
それは菌が繁殖してしまうからなんです。
食中毒になりやすい食べ物としておにぎりが挙げられやすいのは知っていますか?
おにぎりは素手で握りますよね。人の皮膚には様々な菌が常在しています。
素手でおにぎりを握ると手の菌がおにぎりについてしまうのです。
このことによっておにぎりは食中毒になる確率が高いともいわれているのです。
おにぎりをなるべく長く日持ちさせるためには、菌の繁殖を抑える必要があります。
素手で握ることはせず、ラップなどを使って握るということも、菌の繁殖を抑えるポイントのひとつです。
また他にもおにぎりを少しでも長く日持ちさせるためのポイントがあります。
それらのポイントをまとめてご紹介します。
<お米を炊くときにお酢を入れる>
お酢には抗菌作用があります。
お米を炊くときにお酢を入れることで菌の繁殖を抑えることが出来るのです。
炊くときにお酢を入れたら、味が酸っぱくならないか心配ですが、実際行った方の体験談を見ると、味もほとんど変わりなくお米を炊くことが出来るようです。
入れるお酢の目安はお米3合に対してお酢大さじ1.5杯です。
<腐りにくい具材を選ぶ>
おにぎりの具材には傷みやすい具材があります。
その具材を使用すると日持ちしにくくなるのでなるべく避けるようにしましょう。
<傷みやすい具材>
マヨネーズや油を使った具材
生もの
炊き込みご飯(ご飯が水分を多く吸った状態になるため傷みやすくなる)
またのりも傷みやすいので、のりを使用する場合は直前にまいてから食べるようにしましょう。
<おすすめの具材>
梅干し…梅干しに含まれる塩分とクエン酸には腐敗菌を殺菌する作用があります。
納豆…納豆は温度が高くなっても傷みにくいので、日持ちしやすい具材です。
塩昆布…梅干しと同じように塩気が多いため殺菌効果があります。
ゴマ塩…ゴマには水分を吸い取ってくれる特性があります。塩分もあるため、日持ちしやすくなります。
菌の繁殖を抑えるためにも具材にも注意を払ってみてください。
おにぎりが腐った時のサインは?
他の食べものもそうですが、腐っているかの最初の判断はにおいではないでしょうか?
おにぎりも腐り始めると腐敗臭がします。
お米や具材以外の変なにおいを感じたら腐っているかもと疑った方が良いでしょう。
もう1つの判断方法としてはご飯の状態を見てください。
もしご飯がネバネバしているようであれば、腐っているまたは腐る一歩手前の状態といえます。
おにぎりを割ってみて、もしネバネバしていたり、糸を引くようであれば食べるのはやめるようにしましょう。
おにぎりの常温での日持ちする機関の目安は半日から1日です。
ただし、保存状態や使用している具材によってはもっと早くダメになってしまう場合もあります。
腐っていると少しでも感じるようであれば、食べることはしないでおきましょう。