ETCカードを利用して高速道路を通行している方は、非常に多いでしょう。
毎日乗る方もいれば、長期の休みの時しか使わないという方までさまざまです。
ETCカードを使うたびに、車載機から毎回抜くと言うのはちょっと面倒という方も多いのではないでしょうか。
抜かなくても盗難にあう訳でもないし、と考えてしまいますよね。
では実際ETCカードは抜いたほうがいいのでしょうか?
ETCカードは毎回抜いた方がいいの?抜かないでそのままの場合のリスクは?
ETCカードは毎回抜いたほうがいいのか?刺しっぱなしの方いいのか?って考えてしまいますよね。
PAやSAなどではちょっとの時間だからといって、カードを抜かない方が非常に多い様です。
その理由としては
1.持ち歩いて、スリにあったり財布を落としたりする方が危険だから
2.すぐに戻ってくるので、抜かない
3.盗んだETCカードを使用するとすぐにバレルから盗まれる事がない
4.パーキングなどで抜くと入れ忘れてしまいそうで心配
5.ETCカードは盗難補償がついているから大丈夫
などが理由としては多いです。
しかし、これは非常に危険と思っていた方がいいでしょう。
ETCカードを作る時の契約書の約款には
「所有者の管理上落ち度がない事が条件」
に近いニュアンスの物が確実に存在します。
つまり車の中にカードを入れっぱなし、車載機に入れっぱなしの場合に盗難又は紛失した場合には補償の対象外になる可能性が非常に高くなります。
盗難補償がされないことが多いのです。
不正使用されてもその使用した金額は補償されない事になるのです。
それに、ETCカードの盗難は非常に多い事も理解しておくべきでしょう。
盗む方は窃盗のプロですから、簡単に車のロックなどは開けてしまいますから、車のロックさえしていれば安心という思い込みは止めときましょう。
盗難以外にも、車載機に刺したままや、カードをダッシュボード等の中に入れているという方も多いですが、車内にカードを放置しておくと、熱によってカードがダメになってしまう事も多いです。
ETCカードは当然ICチップが付いています。
このICチップは物理的ダメージを受けやすいのです。
車内に放置した時にICチップが熱によって破損・ICチップを汚したり濡らしたりするのもNGなのです。
車載機に入れておく状態の場合は、車載機の熱を長時間受けることで、ICチップが破損してしまう事になってしまいます。
入れっぱなしでもカードは大丈夫なの?
先ほど紹介しましたが、車載機の中にカードを入れっぱなしにした場合には、最終的には、カードが使用不可能になってしまう事になります。
ICチップは非常に熱にもろい面をもちあわせているからです。
車載機は車を購入した段階で付いているものから、後付けで付ける場合もありますが、どちらも、常時電源がON状態になっています。
いつでもカードを入れると使える状態にしてある為です。
電源がONになっている限り、車載機でも確実に熱は帯びます。
微々たる熱でも、長時間その熱にさらされてしまう事で、ICチップが異常をきたす事になるのです。
差し込んでロックする前の状態でも熱を受け続ける事になるので、カードは確実に抜く事です。
差し込んだ状態でICチップがエラーを起こした場合には当然ETCのゲートは開きません。
その場合には追突される可能性が非常に高くなるからです。
このゲートの事故もかなりの頻度で起きている事を認識しておくべきでしょう。
カードの抜き差しを面倒くさいと感じたばかりに、カードの補償は効かないし、ゲートが開かない事で追突事故に巻き込まれてしまうなどの危険が潜んでいる事を忘れてはいけません。
まとめ
ETCカードを毎回抜く?について紹介してきました。
カードを毎回面倒で抜かないと盗難補償が効かないことや、ゲートが開かずに後続車両に追突される危険性がある事がわかったと思います。
カードの抜き差しはたったの数秒で出来るのですから、それを面倒に思わない事です。
カードがなければ高速から降りる時にも手続きを行う事で余計な時間を取られてしまいます。
カードの抜き差しを習慣化することで、面倒という感覚にはならないでしょう。