ここ数年で神社仏閣を巡る事を趣味としている方が増えています。
それは、神社仏閣にお参りするというよりも御朱印を押してもらいたいという方がかなり増えているという事です。
神社仏閣としてはありがたい事ではありますが、実は御朱印を書かなければならないという業務が増えた事で困っているという所もあるようです。
御朱印帳に書いてもらった字が汚いや書き損じの場合にはもう1度書き直ししてもらえるのでしょうか?
御朱印をお願いして書き損じや字が汚い時ってもう一度お願いして書いてもらえるの?
神社仏閣に行ってお参りする前に社務所などに行って御朱印をお願いしてから参拝する方も多いのではないでしょうか。
御朱印をいただくには、お経を写経した物を1巻書いて納めてやっと御朱印を書いてくれるのが本来の姿なのです。
現在は神社仏閣に御朱印料を支払う事で頂く事が出来ます。
ちょっと本来の意味からすれば、違う形になっています。
御朱印帳をまるでスタンプラリーの様な捉え方をしている方も多くいるのには、少し残念な気持ちがします。
せめて御朱印をいただく場合には、待ち時間もありますから、その間でもその神社仏閣にお参りをして、中をいろいろ見るのがいいでしょう。
しかし、御朱印ができた時に、なんか字が汚なかったり、書き損じている場合もあります。
お金を払っているのだからと思いたくなりますが、基本的には先ほど紹介したように、写経を納めなければ本来はいただけない物ですから、本来はどんな状況でもありがたく頂く物と考えなければなりません。
書いている方は、神社仏閣によっては書道家の方に頼んでいる所もあれば、修行中の僧侶や神主見習いに書かせている所もあります。
中には、アルバイトに書かせている所も。
明らかに汚い字の場合や書き存じの場合には、相手側から申し訳ありませんと一言いってくる場合が多いようです。
どんな字であってもありがたいと思う事が大事ですし、この神社仏閣に来た、いい記念になると思って書きなおしのお願いは止めておく方がいいかもしれません。
言えば書きなおししてくれると思いますが、それだと本当にスタンプラリーの為にとしか思えないかもしれません。
御朱印の書き損じや字が汚くても問題ないの?
御朱印の書き損じや字が汚くても問題はないのか?という事になりますよね。
先ほどから紹介している通り、本来の御朱印の意味は写経などを神社仏閣に納めた時に頂ける印ということから、今でいうところの、受領書に押されるハンコと言ったところでしょう。
受領しましたという事ですから、会社であれば日付印になりますよね。
これって意外と薄かったりにじんでいたりする場合もありますよね。
また日付が変わっていなかったなんて事でボールペンで数字を書き直したりもしています。
そう考えると皆さんは受領書のハンコが曲がっていたりインクが薄い・にじんでいるなんてことで、もう1度やり直してくださいと言わないと思いますし、気にも留めないことだと思います。
御朱印が薄かったり書きなおしている場合や字が下手であっても御朱印には、変わりがない事になります。
基本的には問題は全くないという事になるのです。
でも~と思う方もいると思いますが、これって人が行う事ですから、当然字がうまくない僧侶の方もいるでしょう。
神主さんでも日付を間違えてしまう事もあるかもしれません。
この徳が高い方でも完璧では、ありません。
自分と寸分も変わらない同じ人なんです。
字が下手だったり、日付の書き損じなどは、この時だけの事かもしれません。
これは、ある意味何かの縁でこうなったと思った方がいいのではないでしょうか。
もし、納得がいかなかったら、次回来た時にまた書いてもらってもいいかもしれませんね。
まとめ
御朱印の書き存じについていろいろ紹介しました。
本来の意味を知っていて今でも昔の様に、納書して御朱印をいただいている方もいるようです。
確かにブーム的な要素でスタンプラリー感覚で御朱印を集めるのは確かに神社仏閣の方にとっては、うれしい事ではありません。
御朱印を集めている方はせめて、本堂で参拝したり、行った神社仏閣の歴史などを調べたりするなどをしてもいいのではないでしょうか。