電子メールやSNSの急速な発達により、
世代によっては縁遠くなりがちな年賀状。
しかし、社会人になってからの会社内でのおつきあいや、
メールやSNSのアカウントを知らない古い友人と連絡を取るためには、
年賀状はまだまだ心強いツールですよね。
年賀状が届いたのをきっかけに
「久しぶりにこの人に会いたいなあ」
と懐かしく思った経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
季節の風物詩としても馴染み深い年賀状ですが、
必要な数を見誤って多く買ってしまった場合、
どうすればいいのかということは実はあまり知られていません。
そこで今回は、うっかり多めに買ってしまった年賀状を
かしこく使う方法をご紹介します。
年賀状を印刷するときに出てしまった書き損じ、
印刷ミスのはがきについても取り上げますので、
書き損じハガキの処分方法にお困りの方もぜひご一読くださいね。
未使用の年賀状は郵便局で換金や交換はしてくれないの?
●「交換」したいときは郵便局へ!
年賀状が未使用かつ、再販売できる程度のきれいな状態を保っていれば、
郵便局で交換してくれます。
いくら未使用でも、汚れていたりしわや折れ曲がりがある場合は
交換の対象にはなりませんのでご注意くださいね。
年賀状の交換は、基本的に年賀状の販売期間内に行われます。
ちなみに
2018年(平成30年度)の年賀状の販売期間は、
2017年11月1日から2018年1月5日まで。
年賀状の交換を考えている場合は、
郵便局が発表している年賀状の販売期間をしっかり確かめておきましょう。
未使用の年賀状を別の種類の年賀状と交換する場合は
手数料は必要ありませんが、
未使用の年賀状を通常のはがきや切手と交換する際には
1枚5円の手数料が必要になります。
通常のはがきや切手は予期せぬタイミングで
必要になることもあるため、手数料を支払うことに
抵抗がなければ交換してもいいかもしれませんね。
●「換金」は郵便局ではできません
郵便局では未使用の年賀状の換金は行っていないため、
換金したければ手数料を支払って郵便局で切手と交換するか、
年賀状を直接金券ショップに持ち込むことになります。
1枚あたりの買取金額は購入した金額より10円ほど
安くなってしまいますが、店舗によっては1枚バラでの買い取りを
行っていることもあるので、最寄りの金券ショップの窓口で
問い合わせてみるといいですね。
数が多い場合や店舗まで行くことができない場合は、
郵送での持ち込みを受け付けている金券ショップを探してみましょう。
使用済のハガキは郵便局で回収してくれないの?
●書き損じ、印刷ミスによって郵送していないハガキ
こちらも未使用の年賀状と同じく、
手数料を支払うことで郵便局にて交換してもらえます。
書き損じの年賀状を交換する場合、
販売期間内と販売期間外で交換できるものが違うため注意してくださいね。
郵便局ではハガキの交換は受け付けていますが、
使用済みハガキの回収は行っていません。
自治体によっては市役所、区役所などに回収ボックスが
設置される場合もあるが、コストの面からボックスの設置自体を
行っていない自治体も多いようです。
年賀状の販売期間は年末年始に向けて各所が忙しくなる時期ですので、
お住まいの自治体に回収ボックスの有無を問い合わせる場合は早めに聞いてみましょう。
もし交換ではなく処分したい場合は、書き損じハガキを
募金として回収している団体に寄付してしまうのもひとつの手段です。
未使用のハガキを郵便局で切手に交換できることを利用し、
さまざまな活動を行うための資金として活用しているのです。
住所や電話番号などを印字しているハガキも、
油性ペンや筆ペンなどで黒塗りすればOKとしている団体もたくさんあります。
通常はがきや切手と交換しても、あまり使わないなあ……
とお考えの方は、こういった団体への寄付を検討してみてはいかがでしょうか。
●自分に送られてきた郵送済みのハガキ
自分の住所に郵送されてきたハガキについては、
回収を行っている団体はほとんどありません。
印字され、切手を貼られて郵送されたハガキは、
商品としての価値を果たしているため換金や交換はもちろん、
募金のためにも使うことができないからです。
自分と相手の住所が書かれているハガキは、
個人情報を守るという点においても簡単に回収することができません。
お住まいの自治体の区分に従って、正しく処分してくださいね。
送られてきたハガキに切手が貼られている場合は、
書き損じハガキを寄付する場合と同じような団体に
使用済み切手だけを寄付することができます。
まとめ
余った年賀状や書き損じのハガキを役立てる方法は、
意外にもたくさんあるものです。
せっかくお金を出して買ったものですから、
できるだけ有効に使いたいものですよね。
余った年賀状や書き損じハガキはかしこくリサイクルして、
すがすがしい気持ちで新年を迎えましょう!