赤ちゃんのお世話の中でも、
寝かしつけはママ達には
大変なお仕事ではないでしょうか。
私は寝かしつけが大の苦手で、
1人目の子が小さい時は
とてもストレスになっていました。
特に1歳ごろの寝かしつけは、
子どもが自分で動くようになっていたので、
お昼寝の時間だからと思って
こちらが寝かせようと思っても
逃げていってしまって
寝てくれないことがほとんどでした・・・。
0歳のころは抱っこで寝かせていたので、
逃げて行ってしまうとなると
何をしたらいいのかわからず、困っていました。
なるべく自然と眠くなって、
お昼寝と夜寝る時間とがちょうど
良くなることが理想ですよね。
そこで、そのころ私が寝かしつけについて
いろいろと試行錯誤していたことを
まとめてみました。
赤ちゃんの寝かしつけで実際にやった3つの方法とは?
●1日の生活リズムを整えよう。
1日の生活リズムの中で
一番重要だと感じたのは朝起きる時間でした。
朝ってママたちは忙しいですよね。
朝ごはんの準備、洗濯、掃除等々・・・
子どもがまだ寝ていたら
そのまま寝かせておいて仕事を
終わらしてしまいたい気もします。
さらに私は早起きが苦手だったのですが、
寝かしつけストレスに本当に悩んでいたので、
なるべく子どもと一緒に朝7時までに
起きるようにしていました。
(本当は6時に起きて
家事を少し進めておくのが理想でしたが、
それはできる時だけにしていました。)
それをちょっとさぼって、
ぐっすり8時ごろまで寝てしまうと
昼寝が遅くなり、
夜寝る時間まで響くのでした。
そして気を付けていたのが、
「おはよう。」のあとは
すぐにカーテンと窓を開け、
2人で一緒に朝日を見て、
朝の空気を吸いました。
これは目を覚ますのと同時に
夜寝る準備をしているのです。
人間の体は朝日を浴びると、
夜眠くなるホルモンが出るのだそうです。
このホルモンは朝日を浴びてから
約14時間後に一番分泌されるようになっていて、
子どもを21時くらいには寝かせたかったので、
朝7時に起きるようにしていたのです。
早く起きれば、
こちらの仕事も何とか9時くらいには
終わっていたので、
そのあとは外にお散歩に行ったり、
公園に行ったりして元気に遊んでもらいました。
これは昼食後の昼寝の準備をしているのです。
お外で遊ぶと楽しくて体力を使うようで、
帰り道からお昼寝をしていることも多かったですよ。
寝かしつけが一回なくなるだけで
ママはとても楽でした。
外で遊ぶとお腹もすいて、
昼食もモリモリ食べてくれて助かりますよね。
雨で外に出られないときは、
家の中で子どもと遊んでいました。
それも、ダンスをしたり、階段を上ったり、
降りたりして体を動かす遊びだと
いいかもしれないですね。
しかし、子どもが機嫌悪い時、
ちょっと退屈になってしまったときなんかは、
少しの雨くらいなら抱っこして
散歩に出ることが多かったです。
子どもは抱っこされているので
運動にはならないのですが、
外の空気を吸って、
いつもと違う雨の道を歩くと
そのままうとうと寝てくれたことも
ありましたよ。
昼寝も15時には
切り上げられるようにして、
夜寝にそなえました。
絶対15時に起こすことはないですが、
昼寝も長引くと夜寝に響くので、
「おやつだよ。」とか、好きなテレビを
つけてあげたりして
目が覚めるようにしていました。
その後、少し家の前で遊んだりして、
お風呂に入って、夕飯を食べます。
なんとなく、
夕焼けもいつも一緒に見ていました。
「もう夜だね。」と声かけもして、
どんどん夜寝に向かっていきます。
こうして、
毎日同じような時間で動いていると、
子どもも何となく
「次はお風呂だな」とか「寝る時間だな」と、
わかってきて習慣になるようです。
毎日寝る時間が定着してくると、
寝かしつけというより
子どもが眠くなって
寝てくれるようになりました。
●寝る前にいつもすること
1日の生活リズムをつけることに加えて、
寝る前にいつもするようにしていたことがあります。
まず、眠る1時間前くらいには、
パパやぬいぐるみに「おやすみ」と
言いながらリビングを出て
暗い部屋に移ること。
朝日を浴びると夜眠くなるホルモンが出ると
書きましたが、
そのホルモン、暗い所に行かないと
体が夜だとわからなくて、
効き目がないそうなのです。
子どもも暗い部屋に行くことで、
「そろそろ寝るんだな」
とわかるようになりますしね。
真っ暗だと子どもの様子が分からないので、
間接照明をつけていました。
間接照明も直接光が見えないように、
クッションの後ろや、家具の後ろに置いて
ほの暗い感じがいいみたいですよ。
次に静かに寝る準備に入りましょう。
絵本を読んであげたり、
横になって抱っこしてあげたり、
寝ながら足裏をもんであげたり、
子守歌を歌ってあげたり、
ママがストレスにならなくて、
子どもが心地よいと思うことを
やってあげましょう。
これは入眠儀式というもので、
ルーティーンのように同じことを毎日やるのが
効果的なのだそうです。
毎日続けることによって、
絵本を読んだら眠くなってくる、
ママに触っていてもらうと
うとうとしてくる、
ようになるそうです。
私がやっていたのは、
横になって抱っこをしていました。
最初は動き回っていたうちの子も、
だんだん自分もうとうとしていると
いつの間にか横に入ってきて、
寝息をたてているようになりましたよ。
しかし2人目はこうもいかず、
私より隣にいるお姉ちゃんのほうに
いってしまいます。
そうなると二人で遊び始めてしまうので・・・
●有名な絵本の力を借りることにしました。
おやすみ、ロジャー
著:カール=ヨハン・エリーン
最近メディアでもよく取り上げられていたので、
知っている方も多いと思いますが、
この絵本、本当にすごいんです。
本当は自分で読んであげたいのですが、
好奇心旺盛な1歳妹の前に出すと
本で遊び始めてしまうので、
私は朗読の録音を流すようにしました。
ほの暗い部屋で、おやすみ、ロジャーの
お話を聞いていると、
大人の私も、なんだか安心で、
力が抜けていきます。
1歳児でまだお話の意味が
ちゃんとはわからなくても、
聞いているだけでだんだん
おとなしくなっていって、
スゥっと眠ってしまうことが
多くなったような気がします。
30分ちょっとの朗読なのですが、
最近私も最後まで聞けなくなってきています。
気づいたら寝てくれているので、
本当に助かります。
おやすみ、ロジャーの作者の方は、
心理学・言語学研究者なのだそうです。
「こどもがなぜ寝たくない気持ちになるのか」
を考え、自然に眠くなるように読み方にも
アドバイスが書いてあります。
かわいいうさぎが子どもを
一緒に寝かせてくれているような気持になります。
寝かしつけにストレスを感じているママたちに、
ぜひ一度試してもらいたい方法です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
生活リズムを整える。
お昼寝は15時くらいまでに切り上げる。
お気に入りの入眠儀式をつくる。
いろいろと書きましたが、
一番大切なのはママの気持ち
なんじゃないかなと思っています。
1歳児だとまだ上手に意思の疎通が
できないですよね。
その分、ママの気持ちが
とてもストレートに子どもに
伝わる気がするのです。
「早く寝てほしい」とイライラしていると、
子どもも寝ないことが多かった気がするからです。
寝坊してしまう日も、
お昼寝がうまくいかない日も、
なんかお互い機嫌が悪い日も
あると思うのです。
そういうときも最後に寝る時は
お気に入りの入眠儀式をして、
お互い癒されて、
安心して子どもが寝てくれるといいですね。
ストレスゼロ・・・まではいかないかもしれませんが、
寝かしつけの時間が、子どもとの
リラックスタイムになったらいいなぁと思っています。
大きくなるにつれて、
眠るのは上手になってきますからね。
今はその準備段階だと思って、
おおらかに頑張ってください。