妊娠をすると、なにかと気をつけなければいけないことが多いですよね。
特に食生活に気を付けることは、赤ちゃんとママにとってとても大切なことです。
例えば、葉酸・鉄分・青魚などに含まれるDHAなどは、
赤ちゃんの発育にとても良いと言われており、
積極的に摂取することが勧められています。
反対に、控えるべきものも多く、アルコールやカフェインなどはその代表例ですね。
そのほかにも食べない方が良いものはたくさんあります。
以前、「たこは妊娠中に食べない方が良い」と耳にしたことがあるのですが、どうなのでしょうか?
私自身、妊娠中にあまり気にせず食べていた記憶があるのですが…
気になったので調べてみました!
また、たこ以外にも控えた方がよい食べ物を調べてみたので参考にしてみてくださいね。
妊娠中はたこを食べない方がいいって聞いたけど本当なの?
たこは食べない方が良いと言われている理由、
それは「魚介類に含まれる水銀(メチル水銀)」が
胎児に影響を与える恐れがあるからでしょう。
でも、魚介類に含まれる水銀は代謝によって体の外に排出されるものなので、
一度に大量に食べたり毎日食べたりしなければ大丈夫なのです。
水銀が多く含まれているのは、マグロ・メカジキ・キンメダイなど。
いかやたこなどは水銀の量が非常に少ないため、
量を制限する必要はないようです。
しかも、たこには「タウリン」という栄養素が多く含まれています。
これは、妊娠中の疲労回復や高血圧予防のほか、
胎児の脳や心臓・肝臓などの臓器を形成する役割もあるそうです。
さらに、疲労回復に欠かせない「ビタミンB2」、「カルシウム」や
「マグネシウム」なども含まれているため、
妊婦にとっては良い栄養素がたくさん含まれているということですね。
というわけで、「妊娠中はたこを食べない方がいい」
と言われているのは誤った情報で、
適量を摂取する分には全く問題なく、
むしろ妊婦に必要な栄養素が取れるのです。
ただ気をつけなければいけないのは、生のたこを食べる場合です。
妊娠中は普段より免疫力が低下しやすいので、食中毒にはくれぐれも注意してくださいね!
妊娠中に食べない方がいい食べ物ってどういうのがあるの?
次に、妊娠中に食べてはいけないもの、注意が必要な食べものについて
ご紹介していきましょう。
アルコール
冒頭でも書きました、アルコール。
これはほとんどの方がご存知だと思います。
アルコールは胎盤を通して赤ちゃんに届いてしまいます。
そうすると、「胎児性アルコール症候群」を引き起こす恐れがあり、
発達遅延や身体障害などを引き起こす原因となってしまいます。
生の肉類・レバー
胎児がトキソプラズマという寄生虫による「先天性トキソプラズマ症」
という感染症を発症する恐れがあります。
流産や早産の恐れや、発達遅延・視力障害などを引き起こす恐れがあります。
肉はしっかり焼いて食べるようにしましょう。
レバーには、レチノールといわれる「動物性ビタミンA」が多く含まれています。
摂りすぎると胎児の異常などのリスクを高める可能性がありますので注意が必要です。
生のたまご
サルモネラ菌による食中毒を起こす可能性があるため控えた方が良いと言われています。
食中毒を起こして下痢や嘔吐をすることにより、
子宮収縮が起きて流産や早産の危険性が高くなってしまいます。
たまごは栄養価が高いので、きちんと加熱して食べるようにしましょう。
未加熱の乳製品・食肉加工品・魚介類加工品
ナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモンなどには、
リステリア菌の感染リスクがあります。
これも、流産や早産などの原因となりますが、
リステリア菌は熱に弱いのでしっかり加熱をすれば問題ありません。
生の魚介類
食中毒の原因となるノロウイルスやアニサキスなどの寄生虫が潜んでいるので、
食べすぎないよう注意が必要です。新鮮なものを選ぶようにしましょう。
海藻類
昆布やわかめに含まれるヨウ素は不足しても摂りすぎてもいけません。
不足すると流産や胎児の先天異常のリスクが高まり、
摂りすぎると甲状腺機能低下症のリスクが高まります。
適量を摂るように心がける必要がありますね。
カフェイン
コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれた飲み物を
摂りすぎてしまうと赤ちゃんへの酸素や栄養が届きにくくなり、
流産や発達障害の原因となる恐れがあります。
カフェインも適量を守るようにしましょう。
まとめ
こうやって見てみると、控えた方がよい食べ物・注意が
必要な食べ物って本当に多いですよね。
でも、大事なのは「食べ過ぎに注意すること」。
控えた方が良いからといって必要以上に神経質になってしまうのは
かえってストレスを溜めてしまい、
ママの身体にもおなかの赤ちゃんにもよくありません。
妊娠中に良いもの・控えた方が良いものを正しく知り、健康的な生活を送って下さいね!