初節句で二人目が女の子の時のお祝いの仕方とは?

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“孫”というのは、どうしてあんなにかわいいものなのでしょう。

本当にかけがえのない大切な存在です。

 

「目の中にいれても痛くない・・・」

 

よく使われるフレーズですが・・・

 

これは実際に父が私の娘に言った言葉です。

 

そんなお孫さんの初節句。

きちんと「お祝いしなければ」と張り切ってしまうことでしょう。

 

でも、一人目が女の子、二人目も女の子だったら?

 

ほとんどの場合、一人目の女の子の時に、雛人形を贈りますよね。

 

二人目も女の子だと、どうお祝いをしたらいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は、初節句で二人目の女の子のお祝いをどうすればよいかをご紹介します。

 

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初節句で二人目が女の子のお祝いってやっぱり雛人形がいいの?

ここで、今さらながら「雛祭り」について調べてみました。

 

雛祭りは元々、平安時代の貴族階級の女の子たちの

「お人形(ひいな)遊び」と、人形に自分の厄を移して、

川や海へ流した「流し雛」の行事が結びついたもの。

 

そこから、桃の節句では、人形が身代わりになり、

子供に災いが降りかからないようにという家族の願いと、

ずっと幸せでいられるようにという気持ちを込めて、

人形を飾るようになった、というのが始まりらしいです。

 

結論として、雛人形には、女の子の成長と幸福を祈るとともに、

その子の災厄を引き受けるという意味があるということですね。

 

雛人形の意味が分かると、祖父母としては

かわいい孫一人一人に雛人形を贈りたいと

思うのは分かるような気がします。

 

では、雛人形を一人一人に贈る場合とそうでない場合、

将来的にどのようなことが想定されるでしょうか。

 

一人に一つの雛人形を贈る場合

・二つ飾る広さがあるか。

(一人目に立派な雛人形を買っていたら、二人目も同じような雛飾りでないとまずい)

 

・準備と片づけの手間がかかる。

 

・将来、不要になった時に処分に困る。

 

二人目以降は贈らない場合

・準備と片づけは一つ分で済む。

 

・二人目から「お姉ちゃんだけお雛様があって、なんで私にはないの?」

と言われることがあるかも。

 

 

・・・どちらにしても困ったことが起きそうですね・・・。

 

子供というのはみんな大人から大事にして欲しいもの。

 

その愛情の中で安心しながら成長していきます。

 

幼い時の二人目さんからすると、

雛人形という「物」ではなく、

「赤ちゃんの時に大事にされていたのだという証明」

が欲しいのではないでしょうか。

 

二人目も雛人形でないといけない、という訳ではありません。

 

では、雛人形以外だとどのようなお祝いがあるのでしょう。

 

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雛人形以外だとどういうお祝いをするのがいいの?

雛人形以外の物でお祝いをする場合も、

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お孫さんのために、雛人形と同じように、

「災厄の身代わり」になってくれるような

伝統的なものを贈るとよいでしょう。

 

代表的な贈り物としては、

 

  • 羽子板
  • 市松人形
  • つるし雛

 

になると思います。

 

では一つ一つ見ていきましょう。

 

羽子板

羽子板は元来、飾る時期は雛祭りの時期ではありません。

 

飾るのは、12月中旬~1月中旬とされています。

 

しかし、羽子板にも厄除けの意味があり、

またスペースも取らず、雛人形以外の贈り物として人気があります。

 

注意点としては、もしお相手の実家の親御さんが、

羽子板を飾る時期などをよくご存知で、

他の面においてもしきたりを大事にされる方々だと、

あまり良い顔をされないかもしれません。

 

市松人形

江戸時代、高価な雛人形を買えない家では、

代わりに市松人形を贈っていました。

 

しかし、厄除けなどの意味はないらしく、

女の子の遊び道具で、大きくなったら裁縫の

練習台として使われていたとのこと。

 

現在でも、愛らしい表情の市松人形は人気があり、

二人目の女の子の初節句に贈る方がいます。

 

市松人形も贈る場合、気を付けないといけない点があります。

それは、人によっては、「市松人形は髪が伸びそうで怖い」

というイメージがあること。

 

テレビの影響ですが・・・

 

つるし雛

つるし雛もスペースを必要とせず、

値段も手頃でお祝いとしておすすめの物です。

 

最近は縁起物のインテリアとしても人気で、

一年中飾っているご家庭もあります。

 

つるし雛の始まりも江戸時代。

庶民は高価な雛人形の代わりにつるし雛を贈りました。

 

桃の節句や女の子が誕生した時、親類縁者が長寿と健康を祈り、

人形を手作りして持ち寄り、それをまとめてつるし始めた

という説があるそうです。

 

まとめ

二人目の女の子の初節句は頭を悩ませるものです。

 

しかし、最近の住宅事情を考えると、

幅をとってしまう雛人形をもう一つ購入するのは現実的ではありません。

 

また、お孫さんが将来どこで生活するかも分かりません。

 

それこそ、宝の持ち腐れになることは避けたいですよね。

 

以上の観点から、やはり、二人目の女の子の初節句には、

 

雛人形ではなく、羽子板、市松人形、つるし雛のどれかをおすすめします。

 

二人目の女の子も子供のうちは不公平さを感じるかもしれませんが、

成長するにつれ、雛人形は、「姉妹で共有するもの」ということを理解していきます。

 

何を贈るにしても、

「初節句では一生懸命にあなたのことを考えてこれを贈ったのよ」

ということを、伝えていく、その気持ちが何よりのお祝いなのだと思います。

 

二人目の女の子の初節句、楽しんでお祝いしてあげてくださいね!

 

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