女の子に降りかかる厄災を、雛人形が代わりに受けてくれる
という言い伝えがあり今も雛人形を飾るのが習わしになっています。
毎年、お雛人形を飾るのは大変なことですが、
きらびやかで落ち着いた雰囲気のお雛様を飾ることで
一気に気持ちも春めきますね。
ところが、お家に猫や犬を飼っているとお雛人形へのイタズラが
気になりとても大変な思いをする人も多いようです。
大切な雛人形が無残な姿になっても、可愛いペットのしでかしたことと
諦めざるをえない人がほとんどでしょう。
ですが、雛人形が無残な姿になるだけでなく、ペットの命が
危ぶまれる事態になる可能性もあります。
そこで、雛人形へのイタズラを防止するにはどのようなアイディアがあるかを紹介します。
雛人形を猫にイタズラさせないためにはどうしたらいいの?
ひな祭りには、毎年雛人形を飾るお家も多いことでしょう。
また、お家にペットがいるお宅をも多いことと思います。
そこで、気になるのが猫による雛人形へのイタズラですね。
ネット上では、飼い猫によって恐ろしい姿に変貌したお雛さんの写真が
掲載されているサイトがあります。
なぜか、内裏さんではなくお雛さんだけが狙われるのは不思議なことです。
そこで、お雛さんに猫がイタズラをしないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。
まず、猫はお雛様にイタズラをするものと想定しておきます。
そこで、新しく雛人形の購入を考えているのであれば
丈夫なガラスケース入りのものを選びます。
すでに、雛人形が家にある場合は飾り方に工夫をしてみます。
驚くことに、猫のジャンプ力は人が考える以上の力があり、
およそ2メートルはジャンプできます。
ですから、人間目線の高さに雛人形を飾っても何の予防策にもなりません。
一番の対策は、猫を雛人形に近づかせない、目を離さないという姿勢です。
猫の嫌がる匂いをさせる方もいますが、効果は猫の性格によって異なるので期待ができません。
次に、扉が閉まる部屋にお雛様を飾るようにします。
当然ながら、猫が開けることができないようなドアノブを選ぶなどの対策が必要です。
何よりも大切なのは、飼い猫の性格と癖を把握しておくことでイタズラを回避できます。
犬の場合も対策は同じなの
猫の雛人形へのイタズラはよく話題になるので知られていますが、
飼い犬の場合はどうなのでしょうか。
犬の場合は、一番気をつけなければならないのは誤飲です。
雛飾りには、お雛さんの家具などの小道具が沢山あるので、
犬にとっては格好のおもちゃです。
特に、仔犬は何でも嚙るクセがあるので猫と同様の対策をとった上で
お雛さんを飾るようにしましょう。
そこで、犬のイタズラの原因は何なのかをお話しします。
仔犬は歯の生え変わりなどで物を嚙るなどのイタズラをしますが、
シニア犬では認知症からイタズラにつながることがあります。
犬によっては、飼い主さんの不在という不安から問題行動を起こす場合が多いので
お雛さんは犬が入ることができない部屋に飾るようにしましょう。
また、飼い主さんの注意を引きたい時にも問題行動をおこします。
いずれにせよ、猫と同様に飼い犬の性格やクセ知り、
上手に躾することで問題行動を防ぐことができます。
また、イタズラ予防として飼い主さんの方も大切なものは
犬の行動範囲内に置かないことを徹底しましょう。
そうすることで、お互いに気持ちよく過ごすことができます。
まとめ
猫・犬を飼っている家では、雛人形はペットが入ることができない部屋に
飾るようにしましょう。
飾る部屋が無い場合は、ペットが乗っても壊れないガラスケースなどに
入れて飾るようにします。
犬の場合は、誤飲に気をつけるようにしましょう。
雛人形も大切ですが、ペットの命も同じように大切なので
飼い主としての責任を持って雛人形を飾ることが大切です。
犬は、よくおもちゃでも飲みこんでしまって慌てて動物病院に駆け込んだ
という話しをよく耳にします。
そういう事態が起こるのは、全て飼い主の責任であることを
充分に自覚しておく必要があります。