だるまの目入れは左右どっちから?
一般的には左からという意見もありますが、
どちらでいいようです。
たとえば、風が西から吹くのか、東から吹くのか、
吹かれている人にはどちらでもいいことだと思います。
両目が入れば、おめでたい時です。
だるまの目はいつ入れるのがベスト?目の入れ方とは!?
だるまの目は初めから、片方から入っている販売店もあり、
そのほか、最初から二つも入っていないときもありますので、
一概には言えませんが・・・
あえて、ご説明すると、ひとつめが入っている時は、
そのスタートの期日、つまり発起日でしょう。
そして、二つ目が入るときは、完成日です。
だるまをお店で購入するときに、
ひとつめが入っているならば、
その日が、始まった吉日とすべきです。
目の入れ方は、様々ありますが、
筆で右回転すればよろしいでしょう。
際が大事なので、筆の腹で際を調整しましょう。
だるまの両目を入れた後はどうしたらいいの!?大切に保管してればいいの!!?
だるまの両目を入れたら、それは完結日です。
なので、それを飾っておくのは、
せめて一週間ぐらいでしょうか。
あとはビニール袋に入れて、保管庫へ。
いつまでも、プランの完結日に酔っていては、
本業の仕事が出来ません。
招き猫ではありませんので。
なので、古い使ってなさそうな、
会社の会議室の棚の一番上にあっても、迷惑なので、
袋にかぶせて、しかも透明のものにかぶせて、保管しましょう。
おめでたいものなので、廃棄処分とならないように。
店がたたまないように。
その倉庫の中のだるまの容積に保管が困らないように、
あえて小さめに控えめにだるまを選んでもいいでしょう。
まるで、だるまがいっぱい倉庫にあり、
その顔の向きにさえ困るようなことがあれば、
その目を入れた人がすでにいないときには、
捨てた方がいいと思います。
それか、焼却処分として、たき火か、
焼却炉の小型のもので、過去の栄光は忘れましょう。
本人がいなければ、過去は過去の事で、
未来は今の人たちが形作るものです。
そして、目の入れ方のご享受の参考になったのなら、
次は自分で入れるべきです。
発起人が最初に入れて、完結者が二つ目を入れて、
新しい事業にお二人で挑みましょう。
結局、だるま自体のものは、
発起の案が成功するためのものなので、
現代風に言うならば、企画が立案しただけの事です。
一応満場一致で、立案が成立しただけの事です。
案であることの意味は、それを成功に実行して導くには、
努力と実務・労働が必要になります。
まとめ
だるまと言うのは、
中国の思想家を元にしていると言われています。
禅僧のひとりで、中国仏教に端を発しています。
それが、中国の水墨画に表れ、日本の水墨画にも、表れました。
その際のだるまという意味には、
ある意味禅僧の象徴という事で、滝や高山とのセットで、
水墨画のアクセントとして描かれています。
自然を大事にする水墨画と禅の考え方が合っていたのでしょう。
仏教の密教からは遠く、市民風の仏教といった感じでしょう。
そして、そのだるまが、その独特な人形となって
現代日本の中でも風習や風土として残っています。
また、だるまという言葉は達磨と書きますが、
達した、達者という意味よりも、
商売の看板になるような飲食街もあります。
そして、商売の置物の招き猫とは違う意味のだるまが、
商売とは関係のない、縁起物として使用されるという意味が正解です。
仏教でも、金銭を嫌った宗教のひとつですので、
使用法としては、お金とは関係のない高校球児や、コンテスト等、
だるまの意味を大事にしてください。
静かにたたずむ達磨の絵の奥に、風流な雲と、流れる滝、
そして中国の桂が見える質素な生活を望みたいものです。