子供は離乳食の時期を過ぎると色々なものが食べられるようになってきます。
初めての節句やお誕生日などのお祝いごとで華やかなちらし寿司を作ったり、
家族や親せきと回転寿司に行ったりする機会も増えてくると思います。
そこでふと気になったのは、お寿司の酢飯のこと。
わが家の子供たちはちらし寿司や、納豆巻きやかっぱ巻きなどの細巻寿司が大好きで、
わりと小さいころから酢飯を食べさせていたような気がします。
私自身、酢飯は食べさせても良いのか、などといった疑問も特になく
普通に与えていたような気がしますが
刺激の強いお酢の入ったご飯は、いつ頃から食べさせてOKなのでしょうか。
また、食べさせる時に気をつけなければいけないことはあるのでしょうか。
今回は酢飯についてお話していきたいと思います。
酢飯って何歳から食べても大丈夫なの?
酢飯に使われるすし酢に含まれている原料は、米酢・糖類・食塩ですので、
基本的には赤ちゃんの身体に影響を与えるような成分は入っていません。
離乳食の本などを見ると、
離乳食前期・中期は×
離乳食後期(9~11か月)で△
離乳食完了期(1歳から1歳6ヶ月)で○
となっています。
「まだ赤ちゃんは胃腸が未発達なので刺激の強い酢飯は1歳過ぎてからが良い」
「お酢の量を少なめにして薄味にして、だいたい1歳ごろから与えた」
「お酢に含まれる調味料成分は特に気をつけるものも無いので、
1歳前からでも良いのでは」
など、様々な意見があるようですが、
だいたい1歳前後からは食べさせても問題ないのではないでしょうか。
ただ、お酢は無理に与える必要のない調味料ですので、様子をみながら
少しずつ与えていくとよいでしょう。
小さい子が酢飯を食べる時に気をつける点は?
酢飯は、だいたい1歳前後くらいから食べても大丈夫ということは分かりましたが、
お酢は独特のツーンとした刺激のある香りと酸っぱさがあるので、
大人が食べるのと同じように子供に与えるのはなんだか不安もありますよね。
酢飯を食べさせるのに注意すべきことはあるのでしょうか。
・大人が食べる分量よりもすし酢の分量を控えめにする。
・すし酢を鍋で煮立たせるか電子レンジで加熱して、「煮切り」をすることで、
酢の刺激成分(酸っぱさ)を飛ばす。
・市販のちらし寿司の素は、1歳を過ぎたあたりでは食べさせても大丈夫ですが、
化学調味料や添加物が多く含まれているため、ご飯の量を多めにして味を薄くしてから与える。
酢飯に使われる程度のすし酢であればたいした量ではないので問題ないとは思いますが、
市販のすし酢には砂糖も多く使われていますし、
ちらし寿司の素には添加物も多いので、小さな赤ちゃんの身体には
あまり良くないのかもしれません。
気になるのであれば、すし酢を手作りして子供の味覚に合わせてあげるのが
良いのではないでしょうか。
酸味を飛ばす「煮切り」をしてあげることも大事ですね。
また、赤ちゃんや小さな子供の味覚は「甘い」ものを好むといわれています。
酸っぱいものを好むというお子さんは少ないかもしれませんが、
食べさせ過ぎてしまうと胃腸に負担がかかってしまう場合もありますので気をつけましょう。
まとめ
今回は酢飯は何歳から食べれるのか、注意すべき点や食べさせる時の
工夫についてお話ししました。
離乳食を進めていくと色々な食べもの、色々な味を知って食事を楽しんで
ほしいと親としては思いますが、お酢に含まれる原料は子供の身体に
影響を与える成分は含まれてはいませんが、
独特の香りと酸っぱさがあるので無理に食べさせる必要はないものです。
お子さんが楽しんで食事が出来るように、酢飯も味を工夫して与えてあげることが大切ですね。