カセットコンロを使う時期といえば、やっぱり冬でしょう。
中にはアウトドアで使用する方もいますが、基本はこたつの上にカセットコンロを置いて鍋を囲む事でしょう。
家族だけでなく友人宅でも友だち同士で鍋パーティもおこなっている方も多いのではないでしょうか。
そんな時に火力が弱くない?なんてことになったらパーティどころではありません。
火力が弱い原因や火力を強くするにはどうしたらいいのでしょう。
カセットコンロの火力が弱い・・・原因は何?
寒くなるとカセットコンロを使って鍋でもするかな~と考える奥様もかなり多くなるのではないでしょうか。
長時間鍋をつついていると、段々火力が弱くなっていき、摘まみをひねっても火力が小さいままという経験をした方もなかにはいるでしょう。
火力が弱くなっていく原因とは
<ボンベの液体ガスの特質性>
ボンベを使用し続けていると火力が弱くなっていく、一番の原因はボンベの液体ガスが元になっています。
カセットコンロに点火した段階から、ボンベの内の液体ガスが流れ続けます。
この液体ガスは気化していくとボンベ内部の温度も下げていってしまいます。
液体ガスはある程度の温度でなければフル稼働できないのです。
それでもガスの気化熱によって缶内部が冷やされていきますので、摘まみをひねってもガスの勢いは強くならないのです。
<古いカセットコンロを使用している>
次に考えられるのが、古いカセットコンロを使用している場合にも、ボンベが点火と同時に気化熱によってガスの量が減ってしまいます。
新しいカセットボンベでは、パワーブースターを搭載している物がおおくなっています。
パワーブースターは、使用する事で冷えたボンベを強制的に温める装置です。
古いカセットコンロには、パワーブースターが搭載されていないために火力が弱くなってしまいます。
この2つが火力が弱くなっていく大きな原因と考えていいでしょう。
カセットコンロの火力を強くする方法ってないの?
カセットコンロの火力が弱くなってしまう原因がわかった所で、次に誰もが考えるのが、カセットコンロの火力を現状よりも強くする方法です。
火力を強くすることで、調理する時間が短くすることができます。
火力を強くしたいばかりに、コンロを改造する方も大勢いますが、かなり危険な行為としかいえません。
改造する事でボンベまで必要以上に温めでしまう可能性が高い為に、いつ爆発してもいい状態になってしまう為です。
基本的には火力を強めたい場合には、強火力用のカセットコンロを購入するのが安心なのですが、ちょっとした時にだけ火力を強めたい場合の時だけに使用するには、使う頻度があまりにも少な過ぎてしまいます。
あまりお薦めは出来ませんが、カセットコンロのバーナーの周りを囲める大きさの缶を用意して、金切りはさみでカットを入れ、カットした部分を曲げて自立できるようにします。
この時、酸素穴をあけておきます。
これをバーナーにぶつからないようにセットして点火すると火の勢いが強くなるのがわかると思います。
これは煙突効果といいます。
煙突の中に火力が集中する事が可能になり勢いのある火力が得られる事になります。
但し、この煙突出口部分はかなりの温度に達するので調理する場合に危険を伴いますので、より注意が必要となります。
お湯をすぐに沸かしたい場合には便利ですが、鍋等を使う場合には不向きな装置かもしれません。
まとめ
カセットコンロの火力が弱くなる原因と火力を強くする方法について紹介してきました。
カセットコンロは基本的には簡易調理器具という扱いでしょうから、どうしてもボンベを使う必要性があります。
カセットコンロ自体をパワーブースターが付いている新しい物に交換するのが一番です。
また火力を強くする方法は、基本的には行わない方がいいです。
規格外の使用方法は一見安全そうに見えても、実際はかなりの危険と隣合わせの場合があります。
カセットコンロは簡易調理器具という認識を常に持つ事が大事です。